過去ログ - ヴィーネ「悪魔的行為」ガヴリール「お前には無理」
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名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 00:36:02.39 ID:kcOLXSKS0
ヴィーネ「うっ、ううっ」
思い浮かぶのは、全部ガヴリールの顔だった。気怠げで、でもとびきり美少女で。たまに見せてくれる笑みはまさしく天使で。
でもそんな笑みも、彼女の心からのものではなかったのかもしれない。私が、悪魔として彼女を堕落させていただけ。
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 00:38:39.16 ID:kcOLXSKS0
ガヴ「もう、なんだよお前。急に泣き出して鬱陶しい」
言葉は乱暴なのに、声がした方から優しい感触が私を包み込んだ。
ヴィーネ「ガヴ?」
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 00:44:57.68 ID:kcOLXSKS0
ヴィーネ「私、私ね、ガヴが好きなの!」
堪えられずに、感情をぶちまけていた。
ヴィーネ「好き、好き、好きなのお」
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 00:50:21.87 ID:kcOLXSKS0
ヴィーネ「私、私ガヴに酷いことして」
ガヴ「うん」
ヴィーネ「私が、私がガヴのこと好きだから、自分に依存させようと仕組んだの」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 00:56:04.23 ID:kcOLXSKS0
今彼女は、何を考えているのだろう。何を思いながら私の話を聞いてくれていたのだろうか。
これは罪の告白だ。私が加害者で、彼女が被害者。きっと自己満足でしかない。これすらも、私の悪魔としての性質に起因する行動でしかないのかもしれない。
きっとガヴは許してくれないだろう。それだけ酷いことをした。天界の期待と未来を背負った優秀な彼女を、私が潰したのだ。私がガヴリールの人生を滅茶苦茶にしたんだ。
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 01:00:56.19 ID:kcOLXSKS0
ヴィーネ「あのね、ガヴ――」
ガヴ「ヴィーネ」
私の言葉を遮って、ガヴが言葉を紡ぐ。
以下略
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 01:06:07.45 ID:kcOLXSKS0
ガヴ「そんな馬鹿な思い込みして泣いてるような悪魔に出来るわけないだろ」
呆れたように言う。
ガヴ「まあ確かに、ちょっとヴィーネには頼りすぎかもしれないけどさ」
以下略
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 01:11:55.06 ID:kcOLXSKS0
ヴィーネ「ねえガヴリール」
支えきれずにガヴが床に倒れる。期せずして、押し倒すような形になってしまった。
ヴィーネ「私、貴女のことが好き」
以下略
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 01:18:58.83 ID:kcOLXSKS0
結局のところ、何も解決はしていない。振り出しに戻っただけだ。
以下略
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2017/04/30(日) 01:20:30.21 ID:kcOLXSKS0
お付き合い、有り難うございました。
後ほどHTML化依頼を出しておきます。もしよろしければ、ご意見ご感想をお聞かせください。
21
:
名無しNIPPER
[sage]
2017/04/30(日) 02:20:54.13 ID:ZUU8MY1uo
控えめに言って神
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