1:名無しNIPPER[saga]
2017/04/30(日) 21:04:05.27 ID:O9+wXhXD0
それは私が天使どもに負けて、散々弄られた日のこと
「うぅ〜…また負けたぁ……」
「もう、だからやめときなさいって言ったのに…」
「だってぇ〜」
「だってー、じゃないわよ…まったく……」
天使どもに負けた私はヴィネットに泣きついたわ
ヴィネットは優しいから、私を慰めてくれるの
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:06:13.67 ID:O9+wXhXD0
私はそれが嬉しくって、何度も『慰めてもらうきっかけ』を作る
優しいヴィネットは、なんだかんだ言って私を慰めてくれる
──だから、私にとって天使どもは『慰めてもらうきっかけ』を作るために利用しているに過ぎない
天使という存在は、この私にとって好都合な存在ってわけ
3:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:09:43.63 ID:O9+wXhXD0
「なんで勝てないのかしら……いつもいいとこまでいってると思うんだけど……」
「私からしたらどうしてそう思えるのかが謎なんだけど」
私が愚痴をこぼすと、ヴィネットは呆れたように否定した
4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:10:25.42 ID:O9+wXhXD0
ヴィネットの瞳には私が映っていて、心臓が高鳴る
──この胸の高鳴りは、悪い方
まるで私の中身を見られているような
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:11:16.35 ID:O9+wXhXD0
「うぅ〜、ヴィネットまで私をいじめるー」
「……その言い方は卑怯じゃない?」
「ヴィネットまであいつらの味方するんだ……そして私をいじめるんだ……」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:11:59.77 ID:O9+wXhXD0
「ヴィネットぉ〜……」
「はいはい…なあに、サターニャ」
「私、大悪魔に向いてないのかも……」
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:14:34.25 ID:O9+wXhXD0
なにか違和感に気づいたかのようにヴィネットは不思議な声を出す
撫でられていて心地よいはずが、だんだんと居心地悪くなっていくのがわかる
嫌な予感がしながらもヴィネットを見ると、自分が気づいた違和感を口に出すか悩んでいる様子だった
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:15:19.99 ID:O9+wXhXD0
『本当に泣きたいの?』
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:15:54.77 ID:O9+wXhXD0
……やっぱり鋭いわね、ヴィネット
あんたのそういうところ……
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/30(日) 21:16:52.84 ID:O9+wXhXD0
お題『本当に泣きたいの?』
サタヴィネにしたのはなんとなく、強いて言うなら少ないから
短くてごめんなさい
11:名無しNIPPER[sage]
2017/05/01(月) 04:09:11.09 ID:klC06d7OO
妄想の余地のある終わり方だ
おつ
12:名無しNIPPER[sage]
2017/05/01(月) 08:42:57.62 ID:3h8HoU9do
少ないどころか初めて見た気がする
もっと増えてほしい
13:名無しNIPPER[sage]
2017/05/01(月) 20:42:15.96 ID:dzv5n0xGo
新しい
13Res/4.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。