過去ログ - 甘くてとろける百合バス  私と――。
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28:名無しNIPPER[saga]
2017/05/03(水) 16:45:50.14 ID:bGKhngeS0
ショート、もしかして近くに、周りを見回す。
いない。
私がロングから目を離した一瞬。
その一瞬の内に、ヤンキーちゃんのナイフは、ナイフは――。


残り、1時間。
私がもう一度目を覚ましたとき、ヤンキーちゃんがそう告げた。
私は、また気を失ったんだ。
目を強くつむる。
ロングの首に真横から突き刺さったナイフが、瞼の裏に焼きついていた。
ヤンキーちゃん。
私は、ヤンキーちゃんに言った。
なんで、刺したの。
ねえ、なんで、刺した?!

ヤンキーちゃんは、もう一度、1時間しかない! と叫んで、私を抱きしめた。
お前だけは絶対死なせない。絶対に、だ。
お前の未来だけは、私が守る。

この悪夢の中、ヤンキーちゃんの言っていることは狂言にしか聞こえなかった。
ヤンキーちゃんのカサカサの唇が私のと重なった。
血に染まったお互いの服。
あまりにも気持ち悪くて、私は涙を流して、ヤンキーちゃんのキスを受け入れた。




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