過去ログ - 【ミリマス】ロコ「血色のキャンバス」 -SS速報VIP

過去ログ - 【ミリマス】ロコ「血色のキャンバス」

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1: ◆BAS9sRqc3g
2017/05/03(水) 22:19:48.48 ID:ywA37edyo

・ミリマスSS
・50もいかないと思います
・バッドエンド

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2: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:21:20.71 ID:ywA37edyo

ロコ

3: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:23:35.15 ID:ywA37edyo

ロコは765プロという事務所に入ってきた時に

「ロコはロコのアートスキルをもっとブラッシュアップするために
　アイドルというニューウェーブにチャレンジしようと考えたんです」

4: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:24:11.78 ID:ywA37edyo

要するに己の芸術的センスを磨くために
もっと別のことにも目を向けて挑戦することで
何か表現方法が新しいものを得ることができるのではないか。

5: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:25:07.53 ID:ywA37edyo

そんな不思議な経緯を持ったロコだったが、
最初はそれこそロコが作るものにみんな関心を抱いていた。

6: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:25:33.77 ID:ywA37edyo

だからこそ自分でもっとその先を目指し
手を加えてしまうのだが、
みんなにはそこが理解できないようで、

7: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:26:22.95 ID:ywA37edyo

分からないことが分かってしまった。
皆が理解出来ない、否していないことが分かってしまった。

8: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:27:09.84 ID:ywA37edyo

「……そういうプロデューサーこそ、ロコのあげたアート
　時々ダストボックスで見つけるんですが」

9: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:28:14.07 ID:ywA37edyo

ロコは呆れた顔で「もういいです」と言っていた。
でも、話を聞いて付き合ってくれるのが人が少ないのか、
嬉しそうにしていた。

10: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:29:18.95 ID:ywA37edyo

いつだって、アートのことを考えていたロコだったが、
そんなロコもスランプの時期もあるようで、
真っ白のキャンバスの前でずっと腕組をしている。

11: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:29:59.67 ID:ywA37edyo

彼女にもそんな時期はあるのだな、と軽く考えていた。
うーん、うーん。とキャンバスを横から覗いてみたり、
上に掲げてみたりと色々やっている。

12: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:31:34.19 ID:ywA37edyo

ロコにも他のアイドルと同等にレッスンを受けさせる必要がある。
彼女もアイドルだから当然だ。

13: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:32:49.59 ID:ywA37edyo

「コロちゃんその真っ白なキャンバスは何なんですの」

「コロじゃないです、ロコです……」

14: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:33:40.08 ID:ywA37edyo

他人のことを人一倍気にかけることが出来る千鶴さんは
レッスンスタジオの隅で座り込むロコの近くに行き
優しく頭をなでていた。

15: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:34:46.70 ID:ywA37edyo

｢でもあなたは今、アーティストではなくアイドルとしてこの場いるのではなくて？｣

｢そうです……｣

16: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:35:44.44 ID:ywA37edyo

一通りダンスレッスンを終えたあと、
タオルで汗を拭くロコに千鶴が駆け寄ってきた。

17: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:37:03.71 ID:ywA37edyo

受け取ったチケットには絵画個展と書かれていた。
大きなな会場を貸し切ってまでやるそうで、
それはすごい人なんだろうなぁ、と薄く考えていた。

18: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:38:42.48 ID:ywA37edyo

「ち、チヅルーーー！」

「きゃっ！」

19: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:39:36.18 ID:ywA37edyo

その後はロコからの提案ですぐにでも見に行きたいということだったので、
絵画展が始まるその日に行くことになった。

20: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:40:57.81 ID:ywA37edyo

ニコニコと笑顔のロコは、
本当に今から楽しそうで。
絵画展まではキャンバスの前には立たないし、ロコナイズも封印すると言った。

21: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2017/05/03(水) 22:41:38.90 ID:ywA37edyo

絵画展当日。

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