過去ログ - 若林智香「チアフルボンバーズのリーダー?」
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1: ◆4L0B/P2YzYpZ
2017/05/03(水) 23:02:39.13 ID:sfYkJFNp0
アイドルマスターシンデレラガールズより、若林ちゃんを中心とした、チアボンSSです。
少し長めですがゆっくりとお付き合いいただければ幸いです。

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2: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/03(水) 23:04:40.34 ID:sfYkJFNp0
「へ?チアフルボンバーズの…リーダー?」

秋空に、大きなポニーテールが揺れる。

「はい!!そう言えば決めていませんでした!!!」
以下略



3: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/03(水) 23:10:32.43 ID:sfYkJFNp0
「どの辺が実はか分からないけど、そうなんだね。どこもリーダーって居るのかな?」

ポニーテールの少女は少しとまどいながらも茜を見て首をかしげる。

「分かりません!!!」
以下略



4: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/03(水) 23:12:23.63 ID:sfYkJFNp0
「…へ?」

長い髪を、大きなポニーテールにした、智香と呼ばれた快活そうな少女は
茜の勢いに気おされ、目を丸くして気の抜けた声を上げる。

以下略



5: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/03(水) 23:28:03.15 ID:sfYkJFNp0
「なんでアタシなんですかー?!」

急な茜ちゃんの提案に、驚くだけだったけど、
アタシはやっと大きな声をあげることが出来た。

以下略



6: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/03(水) 23:37:19.35 ID:sfYkJFNp0
「友紀さんは学生時代、野球部のマネージャー、
私はラグビー部のマネージャーをしています!!」

「だねっ、懐かしいなあ…!青空のもと、白球を追い掛けた日々…」
「いいですねえ!青!春!ですね!!燃えますね!!!」
以下略



7: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/03(水) 23:40:30.64 ID:sfYkJFNp0
「コン!セプト!!つまり、私たちがどういうユニットであるかを考えれば
リーダーは自然と決まってしまうわけです!!」

腕を高い位置で組み、うんうんと茜ちゃんは頷く。

以下略



8: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/03(水) 23:43:58.40 ID:sfYkJFNp0
「何より、リーダーとそもそも名前がついています!
選手でリーダー!!完璧です!!!」

「チアリーダーのリーダーってそういう意味じゃないよぉぉ」

以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2017/05/03(水) 23:53:08.01 ID:kKxPF3mgO
チアボンのSSって見たことないかも。楽しみにしてます。
(他で知ってる人いたら教えて)


10: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/03(水) 23:54:02.93 ID:sfYkJFNp0
押し切られてしまった…

家に帰ったアタシは、今日の突然のお願いを思い出し小さくため息をつく。
枕に顔を押し付けても、答えなんか出るはずもなく、
うーんと声をこもらせながら天井を見上げる。
以下略



11: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 00:04:11.49 ID:ILu2D5QG0
茜ちゃんのパワフルさは本当にいつもすごいなあと感心する。
元気を与える立場のアタシが逆に元気をもらっちゃう。

友紀さんもいつも元気だけど、やっぱり大人で、
ニコニコ誰にもわけ隔てなくて素敵だなあって思う。
以下略



12: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 00:12:38.93 ID:ILu2D5QG0
「では!お二人にはチアについてもう少し知ってもらおうと思います!」

数日後、レッスンの合間にアタシは事務所の会議室を借りて、
二人と話をすることにした。

以下略



13: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 00:18:00.82 ID:ILu2D5QG0
「ホントは説明をしながら実際に演技をするんですが、
今日はアタシ一人なので、紙の説明でごめんなさい」

うんうん!と小さい子供のように頷く二人を
微笑ましく思いながら、アタシは最初のフリップをめくる。
以下略



14: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 00:23:07.41 ID:ILu2D5QG0
「え?でも智香ちゃんも良く、今日はアメフトの応援なんです、
って言って頑張ってるじゃん」

「そうですね!もちろん、何かのスポーツだったり、
地域のイベントに参加したりすることも大切な活動ですし、大好きです!」
以下略



15: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 00:31:34.79 ID:ILu2D5QG0
「チア?」
「スピリット??」

目を丸くする二人を、でもしっかりと聞いてくれる二人に
ありがたいなあと思いながら続ける。
以下略



16: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 00:49:45.02 ID:ILu2D5QG0
「これを聞いたときに、本当にワクワクしたんです。
人を笑顔に出来るスポーツはいっぱいあります、いえ、全てのスポーツが
人を笑顔に出来るんです」

「でもチアリーディングは、相手チームって考えはなくて、
以下略



17: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 00:57:54.17 ID:ILu2D5QG0

……
………

あ、あれ?二人とも…??
以下略



18: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 01:02:52.02 ID:ILu2D5QG0
「なんか良いことを聞いた気分だねー!」

「はい!!これは今日のレッスンにも身が入りますね!!!」

うおおお!と今にも走り出しそうな勢いで茜ちゃんが立ち上がる。
以下略



19: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 01:06:43.17 ID:ILu2D5QG0
「聞きたいことがありました!!
チアダンスとチアリーディングはどんな違いがあるのでしょうか?!」

「お!茜ちゃん、良い質問です!」

以下略



20: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 01:08:41.97 ID:ILu2D5QG0
「はい、チアリーディングは2分半と競技時間が限られています。
その限られた時間の中で」

「スタンツ、皆さんがよく目にする組み体操のようなもので、いわば花形です」

以下略



21: ◆4L0B/P2YzYpZ[sage saga]
2017/05/04(木) 01:12:59.88 ID:ILu2D5QG0
「な、なるほどー…時間制限とか、音楽とか細かいんだね…」

「競技ですからね!でも集中しているととてもそんな短く思えません!」

「音楽の無い時間はしーんと静まり返っているのでしょうか?!!」
以下略



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