過去ログ - ガヴリール「サターニャ、好きです!」
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10: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:16:25.90 ID:QLvvP3vjo
 こんな状況でも私の頭に浮かんでいるのは
 ラフィではない、私の好きなあいつの顔だった。

「んっぁあっ!」

以下略



11: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:16:52.67 ID:QLvvP3vjo


「ごめんなさいサターニャさん」
「本当に、ごめんなさい」

以下略



12: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:17:18.69 ID:QLvvP3vjo
 その返事は

「ごめん」
「前も言ったけどそういう目であんたを見ることが出来ないの」

以下略



13: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:17:44.94 ID:QLvvP3vjo


 チャイムが鳴って、目が覚める。
 無視をするとしばらくして勝手に戸が開く。

以下略



14: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:18:17.64 ID:QLvvP3vjo
 そっか、ヴィーネもサターニャのことを心配するんだな。
 でもサターニャを心配する気持ちはきっと私の方が上だ。

「ヴィーネ」
「学校、行きたくない」
以下略



15: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:20:04.39 ID:QLvvP3vjo
「私はヴィーネと一緒になりたいんだ」

 これは嘘。

「いやでも女の子同士だし……」
以下略



16: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:20:35.97 ID:QLvvP3vjo
 唇を重ねた瞬間からヴィーネは私に身を委ねてくる。
 なんだ、他人を手に入れるなんて簡単じゃないか。
 あいつにも同じことが出来れば楽なんだけどな。

「ヴィーネは、どこ触ってほしい?」
以下略



17: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:21:49.77 ID:QLvvP3vjo
 全身をくまなく愛す。
 もうヴィーネが私以外を考えられなくなるように。
 二度とあいつのことを考えないように。

「ガヴ……ん、ガヴっ」
以下略



18: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:22:19.62 ID:QLvvP3vjo


 教室であいつが口を開くことはなくなった。
 誰もあいつに話しかけないし、あいつも誰にも話しかけない。
 私が、あいつを守っているんだと強く実感する。
以下略



19: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:22:51.91 ID:QLvvP3vjo
「別に用はねーよ」
「勝負もしない」
「友達に話しかけちゃいけない道理はないだろ」

「友達……」
以下略



20: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:23:34.47 ID:QLvvP3vjo
「ほら、あんたの後輩の」

「ああ、タプリスのことか」
「タプリスがどうかしたのか?」

以下略



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