過去ログ - ガヴリール「サターニャ、好きです！」 -SS速報VIP

過去ログ - ガヴリール「サターニャ、好きです！」

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2:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:11:35.75 ID:QLvvP3vjo
◇

「ガヴ、最近サターニャと喧嘩でもしてるの？」

「別に」

3:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:12:10.82 ID:QLvvP3vjo
◇

　あいつはラフィが好きなのかな。
　だから私じゃダメだったのかな。
　なんか、嫌だな。

4:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:12:38.13 ID:QLvvP3vjo
◇

「ラフィ、放課後空いてる？」

「ガヴちゃんからお誘いなんて珍しいですね」

5:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:13:24.78 ID:QLvvP3vjo
◇

「なあ、ラフィはさ」
「サターニャのことが好きなの？」

6:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:13:55.64 ID:QLvvP3vjo
「私はラフィが好きだよ」

　おもむろにラフィに覆いかぶさる。
　本気で抵抗されたらこの体格差だ、すぐに押しのけられるだろう。

7:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:14:37.96 ID:QLvvP3vjo
　見よう見まねの初キス。
　ラフィの身体から力が抜けていくのを感じる。
　やり方は正しかったようだ。

「ぷはっ」

8:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:15:14.20 ID:QLvvP3vjo
「ガヴちゃんなら私……」
「……いいですよ」

　初めて聞いたラフィのそんな言葉も私の心には一切響かなかった。

9:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:15:48.81 ID:QLvvP3vjo
　丁寧に、丁寧に
　ラフィを気持ちよくすることだけを考えた。
　ラフィが自分から私に身を預けるように。
　ラフィが私以外のことを考えられなくなるように。

10:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:16:25.90 ID:QLvvP3vjo
　こんな状況でも私の頭に浮かんでいるのは
　ラフィではない、私の好きなあいつの顔だった。

「んっぁあっ！」

11:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:16:52.67 ID:QLvvP3vjo
◇

「ごめんなさいサターニャさん」
「本当に、ごめんなさい」

12:か ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:17:18.69 ID:QLvvP3vjo
　その返事は

「ごめん」
「前も言ったけどそういう目であんたを見ることが出来ないの」

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