過去ログ - ガヴリール「サターニャ、好きです!」
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8: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:15:14.20 ID:QLvvP3vjo
「ガヴちゃんなら私……」
「……いいですよ」

 初めて聞いたラフィのそんな言葉も私の心には一切響かなかった。

以下略



9: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:15:48.81 ID:QLvvP3vjo
 丁寧に、丁寧に
 ラフィを気持ちよくすることだけを考えた。
 ラフィが自分から私に身を預けるように。
 ラフィが私以外のことを考えられなくなるように。

以下略



10: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:16:25.90 ID:QLvvP3vjo
 こんな状況でも私の頭に浮かんでいるのは
 ラフィではない、私の好きなあいつの顔だった。

「んっぁあっ!」

以下略



11: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:16:52.67 ID:QLvvP3vjo


「ごめんなさいサターニャさん」
「本当に、ごめんなさい」

以下略



12: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:17:18.69 ID:QLvvP3vjo
 その返事は

「ごめん」
「前も言ったけどそういう目であんたを見ることが出来ないの」

以下略



13: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:17:44.94 ID:QLvvP3vjo


 チャイムが鳴って、目が覚める。
 無視をするとしばらくして勝手に戸が開く。

以下略



14: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:18:17.64 ID:QLvvP3vjo
 そっか、ヴィーネもサターニャのことを心配するんだな。
 でもサターニャを心配する気持ちはきっと私の方が上だ。

「ヴィーネ」
「学校、行きたくない」
以下略



15: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:20:04.39 ID:QLvvP3vjo
「私はヴィーネと一緒になりたいんだ」

 これは嘘。

「いやでも女の子同士だし……」
以下略



16: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:20:35.97 ID:QLvvP3vjo
 唇を重ねた瞬間からヴィーネは私に身を委ねてくる。
 なんだ、他人を手に入れるなんて簡単じゃないか。
 あいつにも同じことが出来れば楽なんだけどな。

「ヴィーネは、どこ触ってほしい?」
以下略



17: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:21:49.77 ID:QLvvP3vjo
 全身をくまなく愛す。
 もうヴィーネが私以外を考えられなくなるように。
 二度とあいつのことを考えないように。

「ガヴ……ん、ガヴっ」
以下略



18: ◆aDRXZRX9R2
2017/05/05(金) 15:22:19.62 ID:QLvvP3vjo


 教室であいつが口を開くことはなくなった。
 誰もあいつに話しかけないし、あいつも誰にも話しかけない。
 私が、あいつを守っているんだと強く実感する。
以下略



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