過去ログ - 伊織「証をちょうだい」
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15:名無しNIPPER[sage]
2017/05/05(金) 23:50:52.80 ID:EiI7XmX40
ここで終わりかと本気でそう思った。
そう思ったらなぜだか涙が止まらなかった。
それは悔しさだったり、自分の馬鹿さ加減への呆れだったり、その他諸々混ざったものであった。
「なに泣いてんのよ」
あの日と同じように呆れた表情で伊織は俺にそう言ってきた。
耐えきれずに背中を向ける。
「……泣くほど大事なら手放すんじゃないわよ」
その言葉にハッとし、伊織のほうを向く。
伊織の表情は伺い知ることはできなかった。
そうだよな、俺が蒔いた種だもの。なら刈り取るのも俺だよな。
背中を向けたまま鼻をすすり、涙を拭く。
今更取り繕ってもしょうがないが、とりあえずはカッコつける。


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