16: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/05/06(土) 00:29:30.63 ID:vBGUfo7C0
新たな決意を胸にした俺に、菜々さんは少し小さな声で言った。
「応援、してくれますか?」
「当然だ!」
言われるまでもないことだ。
菜々さんのアイドルへの想いの強さを誰よりも知っている俺が、応援しないわけがない。
「あ、ありがとうございます。その、実はまだ自信がなかったんです。ナナはアイドルになれるのかなって」
「なれるさ。菜々ならきっと最高のアイドルになれる」
俺は知っている。菜々さんが素晴らしいアイドルになることを。
菜々さんが魅力的なアイドルになるところを、他の誰よりも近くで見てきた。
だから、心配することはないと、俺は笑って菜々さんの背中を押す。
「応援してる、菜々」
「ありがとうございます。ナナ、頑張りますね」
菜々さんの表情は夢見る少女の輝きを纏っていた。
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