24: ◆8ozqV8dCI2[saga]
2017/05/06(土) 00:55:18.97 ID:vBGUfo7C0
疑問とともにむくりと起き上がると、目の前にはやはりセーラー服の菜々さんが立っていた。だが、その胸元には花が飾られている。
そして周囲は見知らぬ、昨日見たのとは少し雰囲気の違う高校の教室。プレートには『3−B』とあり、黒板には『卒業おめでとう!』とでかでかと書かれている。
あれ?昨日は2年生だったはず。時間が飛んだ?
「また寝ぼけてるんですか。しっかりしてください」
菜々さんはぷりぷりと怒りながら、俺の手を取って引っ張る。
「……こうやって一緒に帰るのも、今日で最後なんですから」
さっきまで泣いていたらしく、菜々さんの目元は少し赤かった。
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