過去ログ - 【安価】Dead or Eat it's to Living.Episode5【仮面ライダーアマゾンズ】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価】Dead or Eat it's to Living.Episode5【仮面ライダーアマゾンズ】

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852: ◆drMEK0.1tTu1[saga]
2017/05/29(月) 01:29:48.91 ID:7I9gK29Yo
そこからは、殆ど悠の独壇場だった。

オメガ「アアアアアッ！！」

『violent strike!』

その場で跳躍し、両脚を開くように飛び込むと二匹のアマゾンを同時に空中で蹴り上げ、そのまま胴体を貫通してしまう。
意に介さぬ様に着地すると、猫科の獣の如く四肢を地面に着け、今度はアマゾンズドライバーの右側のグリップを…………引き抜いた。

『violent break!』

引き抜いたグリップは鞭の形状に変化する。
一度地面に叩きつける様にしならせた鞭を残ったアマゾン達に向けて振るうと、面白いように三匹が拘束され、悠の元へと引きずり込まれた。

勿論、表面上以上の抵抗をしないように弘が誘導しているのだが。

そして引き寄せたアマゾン達を鞭から解放したかと思えば、武装をスピアに変形させ…………三匹の心臓を目掛けて一気に、貫いた。

オメガ「ウオオオオオオッ！」

そして、最後に残ったのはトンボアマゾン。
悠が睨みつけていると、ちょうど良いタイミングで駆除班のバンが到着した。

これは、弘の関与していない偶然だ。

志藤「竜介…………」

マモル「大滝くん、君もアマゾンだったんだね！」

高井「クソっ…………なんで！」

前原「竜さん！竜さんだってマモルや悠みたいに俺達と…………っ！」

福田「………………」

駆除班は口々に大滝に声を掛ける。

弘の分身であり、そもそも理性を最初から失っていないトンボアマゾンは答えた。

トンボ「もう……遅い、んだ」

前原「何を…………」

トンボ「俺は、皆を食べたく……なっ、て…………嫌、なのにっ！」

苦しそうに、絞り出すように叫ぶ声に、駆除班達の顔も悔しさで滲む。

トンボ「ヒト、食べる、前に……駆除、し、て欲し…………！」

志藤「解った…………狩り、開始！」

三崎「そんな……志藤さん！？」

前原「虫でも、アレは竜さんなんですよ？！」

志藤「…………だが、俺達が狩らなきゃ誰かが犠牲になるだけだ！」

高井「ぐっ…………！」

まさか、今更それは偽物ですとも言えず、弘はその光景を眺めるだけしか出来なかった。

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