9:名無しNIPPER
2017/05/07(日) 20:37:42.67 ID:GzMxKLQs0
「・・・何ですかこれは」
cherryはとても貴重な物。らしい。
ので、挑戦する時はできるだけ管理の効くここでして欲しい。と男が言うので、私はもう一度男の部屋に赴いた。
そこで朝食はまだだということを伝えると、白くてどろりとしたものが皿に乗って私の前まではこばれた。
「カスピ海ヨーグルト。というものだ」
かすぴ海。地理の教科書で見たような。見てなかったような。
「旅行で訪れた際に、健康に良いし。自宅でも増やしやすいというものだから」
男は自分の分を用意し、食べ始めた。正直、気持ち悪くて食べる気になれない。
「それにね。これ食べると、あの時の景色を鮮明に思い出せる。ずっとずっと先まで青一色なんだ」
男が語りだす。だから私の仕事はお話することではないんだけれど。
「・・・まぁ、そんな怪訝な顔をしないでくれたまえ。ほんの気分転換だと思って欲しい」
顔に出てしまっていたようだ。私が掃除機なら、バレなかっただろう。
「さて、クイズだ。カスピ海は、実は湖でね。どれくらいの大きさだと思う」
大きな湖。私は真っ先に琵琶湖を思い出した。
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