過去ログ - フレデリカ「緑色の目をした怪物」
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9: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2017/05/08(月) 21:39:41.35 ID:1Emvc07i0
まゆ「えっと……どういうことですか?」
モバP「例えば、その怪物が誰かに取り憑いていたとする」
モバP「そのときその怪物は他の人間を襲う必要がないんだ」
モバP「襲わずともその人間を糧として生きることができるからな」
菜々「なるほどー……」
菜々「あれ……ということは……」
菜々「も、もしかして誰かにその怪物が取り憑いているんですか!?」
モバP「おそらくな」
菜々「えぇっ!?」
朋「あんたの力で誰に取り憑いているかとか見れないの?」
モバP「……少し難しいな」
芳乃「おや」
モバP「……その人間に影響が出ているならすぐにわかるんだが、そいつがその人間に潜伏しているようなら難しい」
まゆ「潜伏……?」
モバP「ああ」
モバP「宿主に直接大きな影響がなく、ただ中に巣食っている間は感知するのが難しいんだ」
モバP「じっと観察していれば見えないこともないとは思うが……ここにはたくさんの人がいるだろ?」
まゆ「……そうですねぇ」
菜々「アイドルだけじゃなくていろいろなスタッフさんもいますから……」
モバP「……ってなるといくらなんでも時間がかかりすぎる。取り憑かれた人の目星もつかないしな」
芳乃「ほー……」
朋「ってことは、何かが起こるまではあんたに……あたしたちにできることは何もない……ってこと?」
モバP「今の俺の仮説が正しければな」
モバP「……そう、間違ってる可能性もあるんだ」
モバP「だから、一度その怪物が現れた部屋を見てみたいんだが……」
菜々「あっ、じゃあナナが案内しますね!」
モバP「いや、場所だけ教えてくれれば大丈夫だ」
モバP「何が起こるかもわからないしな」
菜々「わかりました! えっと、場所は――」
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