過去ログ - 【プリパラ】当たり前すぎてわからないこと
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15: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 21:54:22.84 ID:Phy+TkVyo
みれぃさんと別れて、家に帰ろうとすると。

「おーい!のんー!」
「なに、ペッパー」
「へへーん、急にのんに会いたくなった!」
以下略



16: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 21:58:09.70 ID:Phy+TkVyo
「あの、のん」
「もうペッパーなんか知らない!」
「のん!?」

ハッとした。言ってはいけないこと言ってしまった。目の前にいるペッパーが今にも泣き出しそうで。
以下略



17: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:00:16.05 ID:Phy+TkVyo
その日は後悔と不安で寝ることができなかった。


18: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:05:04.31 ID:Phy+TkVyo
翌朝。頭が重い。私はすぐに風邪をひいたと気づいた。正直今日は学校行きたくないと思ってたから、嬉しかった。風紀委員長なのに。
あ、今日も校門で挨拶する日だった。でももういいや。

「のんー?まだ起きてないのー?」

以下略



19: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:09:33.56 ID:Phy+TkVyo
それからお姉ちゃんに渡された風邪薬を飲んで、電話で先生に連絡して、ベッドに横になった。

「じゃ、いってくるからね、のん」
「いってらっしゃい、お姉ちゃん」

以下略



20: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:15:46.40 ID:Phy+TkVyo
気がつくと夕方になっていた。相当寝てしまったみたい。まあそのおかげで体はだいぶ楽になった──と思う。
そう思ってると部屋の扉が開いて。

「あ、のん、起きた?ちりちゃんがお見舞いに来てるよ」
「こんにちは、のん。体調は大丈夫?」
以下略



21: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:21:46.34 ID:Phy+TkVyo
「そういえばのん!みてこれ!」
「なに、お姉ちゃ──!」

その画面に映っていたのは、校門での挨拶に参加してるペッパーだった。

以下略



22: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:24:45.09 ID:Phy+TkVyo
「ペッパーすごいんですよ!違反チケットしっかり貼りに回ってて、私びっくりしちゃいました!」
「そうそう、私も貼られちゃったよ〜」
「それでペッパーこんなこと言ってましたよ。のんってとても大変なことしてるんだなって」
「あとはのんがいないと寂しいって。一緒に風紀委員やりたいって」
「……」
以下略



23: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:31:01.78 ID:Phy+TkVyo
「実はね、ペッパー来てるんだよ」
「えっ……?!」
「ペッパー、入って大丈夫ですよ」

そうちりに言われて入って来たのは紛れもなくペッパーだった。普段の性格とは真逆で大人しくて、身だしなみもきちんとしていた。でも、間違いなくそこにいるのはペッパーで。
以下略



24: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:38:34.17 ID:Phy+TkVyo
ペッパーが私の目の前に来る。聞きたかったこと聞くのは今しかないと思った。

「なんで風紀委員なのにあんな格好してたの?」
「……あたい、のんと一緒がよくて風紀委員入った。でも、最近のんが風紀委員に夢中であたいと一緒にいること、少なくなった。だから、あたいがのんに違反チケット貼ってもらえたら、のんと一緒にいられるようになると思った」
「……」
以下略



25: ◆2tw7Ji6IluEW[saga sage]
2017/05/09(火) 22:46:44.03 ID:Phy+TkVyo
「ペッパー、嫌いになんかなってないよ。ごめんね、何もわかってあげられなくて」
「違う!あたいの、あたいのわがままだから!」
「ううん、ペッパーがいてくれたから風紀委員として頑張ってこれたんだよ。私、ペッパーが一緒に入るって言ってくれてほんとは嬉しかった!1人じゃ心細かった!なのにそんなことすっかり忘れてて……」

「のん……ごめんごめん……!」
以下略



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