過去ログ - 【ミリマス】ジュリアが大人になる話
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24:名無しNIPPER[sage]
2017/05/12(金) 20:45:28.74 ID:YUrDBWjWO
乙乙期待待機
25: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:18:20.78 ID:10AFB6R50
===2.
それからあたしは仕事をした。内容はいつもと大体一緒かな。
プロデューサーの営業についてったり、みんなと合同でレッスンしたり。
26: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:19:41.58 ID:10AFB6R50
「ねぇねぇジュリア姉さん。ちょっと相談があるんだけど」
「ね、姉さん?」
27: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:20:55.55 ID:10AFB6R50
どう答えたものかと迷っていると、助手席に座っていたこのみ姉が口を挟む。
「派手にするより、シックな方が良いかもしれません。今日会うディレクターさんは、お堅い人で有名だから」
28: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:22:00.42 ID:10AFB6R50
結果として、今回の営業は上手く行った。
難癖つけられたことと言えば、あたしの髪の色ぐらいさ。
「うぅ……やっぱ派手すぎるのかな」
29: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:23:10.84 ID:10AFB6R50
===
で、次にやったのがダンスレッスン。
件の歩が今日もまた、調子に乗ってブレイクダンスを披露中に、
30: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:24:10.01 ID:10AFB6R50
「なんです? 若い子にはついてけない〜……なんて言っちゃいますか?」
そんなあたしの愚痴を聞いて、このみ姉が可笑しそうに笑う。
しかしなんだ、一向に彼女の敬語口調には慣れないな。
31: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:26:34.85 ID:10AFB6R50
「あのさ」
声を出したのは殆ど同時。
お互いに面食らって、それから「お先にどうぞ」なんてまた被る。
32: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:27:37.91 ID:10AFB6R50
このみ姉が、小さく「こほん」と咳払いした。
それから、あたしと同じように視線を前に向けて言ったんだ。
「ジュリアちゃん」
33: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:28:35.58 ID:10AFB6R50
===3.
「あの、ジュリアさん大変なんです! 杏奈ちゃんと百合子さんが談話室で……」
「聞いてくださいジュリアさん! プロデューサーさんったら、またこんな衣装を持って来て!」
34: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:29:55.70 ID:10AFB6R50
……疲れた。そう、あたしはほとほと疲れてた。
どうしてウチの事務所の連中は、会う人会う人こっちに相談を持ち掛けるんだ?
あたしが最年長だからか? そんなに頼りがいのある人間だと、自分じゃ思ってないんだけど……
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