過去ログ - 【ミリマス】ジュリアが大人になる話
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26: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:19:41.58 ID:10AFB6R50

「ねぇねぇジュリア姉さん。ちょっと相談があるんだけど」

「ね、姉さん?」

以下略



27: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:20:55.55 ID:10AFB6R50

 どう答えたものかと迷っていると、助手席に座っていたこのみ姉が口を挟む。

「派手にするより、シックな方が良いかもしれません。今日会うディレクターさんは、お堅い人で有名だから」

以下略



28: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:22:00.42 ID:10AFB6R50

 結果として、今回の営業は上手く行った。
 難癖つけられたことと言えば、あたしの髪の色ぐらいさ。

「うぅ……やっぱ派手すぎるのかな」
以下略



29: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:23:10.84 ID:10AFB6R50
===

 で、次にやったのがダンスレッスン。

 件の歩が今日もまた、調子に乗ってブレイクダンスを披露中に、
以下略



30: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:24:10.01 ID:10AFB6R50

「なんです? 若い子にはついてけない〜……なんて言っちゃいますか?」

 そんなあたしの愚痴を聞いて、このみ姉が可笑しそうに笑う。
 しかしなんだ、一向に彼女の敬語口調には慣れないな。
以下略



31: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:26:34.85 ID:10AFB6R50

「あのさ」

 声を出したのは殆ど同時。
 お互いに面食らって、それから「お先にどうぞ」なんてまた被る。
以下略



32: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:27:37.91 ID:10AFB6R50

 このみ姉が、小さく「こほん」と咳払いした。
 それから、あたしと同じように視線を前に向けて言ったんだ。

「ジュリアちゃん」
以下略



33: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:28:35.58 ID:10AFB6R50
===3.

「あの、ジュリアさん大変なんです! 杏奈ちゃんと百合子さんが談話室で……」

「聞いてくださいジュリアさん! プロデューサーさんったら、またこんな衣装を持って来て!」
以下略



34: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:29:55.70 ID:10AFB6R50

 ……疲れた。そう、あたしはほとほと疲れてた。

 どうしてウチの事務所の連中は、会う人会う人こっちに相談を持ち掛けるんだ? 
 あたしが最年長だからか? そんなに頼りがいのある人間だと、自分じゃ思ってないんだけど……
以下略



35: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:31:40.18 ID:10AFB6R50

「お帰り。疲れたろ」

 これがいつもと同じなら、そのまま直帰したって構わなかった。
 けど、今回ばかりは勝手が違う。
以下略



36: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/05/12(金) 21:32:39.66 ID:10AFB6R50

「大丈夫だよ、問題ない」

「さよか」

以下略



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