過去ログ - 三船美優「サイレントマジョリティ」佐藤心「ノイジーマイノリティ」
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22: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:19:03.44 ID:VhHRxgJT0

「ま、そんな顔すんなって☆ ここ、座っても?」

「は、はい……」

以下略



23: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:19:43.93 ID:VhHRxgJT0

「やっぱり、どこもアイドル部署は大変なんだな☆」

「そのよう……ですね……」

以下略



24: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:20:22.37 ID:VhHRxgJT0

「で、ですけど……っ」

「ん?」

以下略



25: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:20:53.68 ID:VhHRxgJT0

「……やっぱ、美優ちゃんってはぁとの思った通りだったわ☆」

「……どういう……意味ですか」

以下略



26: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:21:48.93 ID:VhHRxgJT0

「いいこと教えてあげる♪ この世って、"ダメ!"って言われなきゃ何をやってもいいんだぞ☆」

「何を……?」

以下略



27: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:22:16.55 ID:VhHRxgJT0

「ってわけでぇ……」

心がプロデューサーの方を再び向く。

以下略



28: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:22:52.53 ID:VhHRxgJT0

これだって、決断ではない。モデルか、アイドルか、与えられた選択肢から選んだだけに過ぎない。
それでも、後悔することになろうと、この瞬間だけは、美優の口から、その選択を届ける必要があった。

「私も……私もアイドル、つ、続けます……っ!」
以下略



29: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:23:27.41 ID:VhHRxgJT0

〜〜〜〜〜


日常というものは、選択の連続だ。
以下略



30: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:23:54.28 ID:VhHRxgJT0

(あっ……)

数メートル先にある青信号の点滅を捉えた美優は、思わず歩みを緩める。

以下略



31: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:24:29.88 ID:VhHRxgJT0

心が事務所に加入して早数か月。美優は、小さなライブをこなすまで成長していた。
アイドルとしても知名度が上がり、その容姿から撮影の仕事が増えている。
……なにやらセクシーな衣装が増えているような気がするのはきっと気のせいだ。仕事の母数が増えただけだ。きっと。

以下略



32: ◆i/Ay6sgovU[saga]
2017/05/12(金) 18:25:15.46 ID:VhHRxgJT0

この日は、美優のグラビア撮影が予定されていた。心はオフのはずだが、前述のように、美優の手を引いて点滅する信号を駆け抜けている。
つまり、また"おこぼれ"を狙っているのだ。
個人での仕事だって増えているのに、いつだって心はチャンスの気配を逃さない。
もはや、美優の仕事について行く心の姿は恒例となっていた。
以下略



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