過去ログ - 三船美優「サイレントマジョリティ」佐藤心「ノイジーマイノリティ」
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◆i/Ay6sgovU
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2017/05/12(金) 18:24:29.88 ID:VhHRxgJT0
心が事務所に加入して早数か月。美優は、小さなライブをこなすまで成長していた。
アイドルとしても知名度が上がり、その容姿から撮影の仕事が増えている。
……なにやらセクシーな衣装が増えているような気がするのはきっと気のせいだ。仕事の母数が増えただけだ。きっと。
以下略
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:25:15.46 ID:VhHRxgJT0
この日は、美優のグラビア撮影が予定されていた。心はオフのはずだが、前述のように、美優の手を引いて点滅する信号を駆け抜けている。
つまり、また"おこぼれ"を狙っているのだ。
個人での仕事だって増えているのに、いつだって心はチャンスの気配を逃さない。
もはや、美優の仕事について行く心の姿は恒例となっていた。
以下略
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:26:04.35 ID:VhHRxgJT0
(もう夏なんですね……)
撮影用に用意された水着を着た美優は、目まぐるしい日々のせいで失われた季節感を取り戻すように呟いた。
あまり際どい水着ではないことは救いかもしれない。
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:26:42.80 ID:VhHRxgJT0
(あれ?)
少し見渡したところ、何かスタッフと話をしている心を見つけることができた。
以下略
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:27:23.66 ID:VhHRxgJT0
「しつこいぞ!!!」
大きな声に、美優のみならず、一斉にそちらを向く。
しかし、言われた本人は、眉を1つとしてしかめない。
以下略
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:27:58.44 ID:VhHRxgJT0
「あ、美優ちゃん、心配してくれてるの♪ いやあ、けんもほろほろってやつかな☆ ……あれ? ほろろ? まいっか☆」
「……」
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:28:28.97 ID:VhHRxgJT0
「あなたに……心さんの何がわかるんですか!!!」
「あ?」
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◆i/Ay6sgovU
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2017/05/12(金) 18:28:56.61 ID:VhHRxgJT0
冷静になった美優が、"撮影はどうなるんだろう""口喧嘩なんてしたことがない"と慌てるまで残り数秒。
男性は、つまらなそうに舌打ちをして去って行った。
「……あっ」
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:29:23.25 ID:VhHRxgJT0
若干、空気には緊張感が残っていたが、撮影は無事に終わらせることができた。
「お疲れ〜♪ さいこーだったぜ☆」
以下略
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◆i/Ay6sgovU
[saga]
2017/05/12(金) 18:30:00.49 ID:VhHRxgJT0
〜〜〜〜〜
「おらぁ〜……! はぁとの酒が飲めねえのかー……」
以下略
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