過去ログ - 五十嵐響子「私から私へ」
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14: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/05/14(日) 17:53:25.10 ID:X2MsgMn40

あの告白の後も、プロデューサーさんは私の担当のままだった。だからその間に、何回もアプローチしたんだよ。

あの動画とは違って、プロデューサーさんは私に決して「好き」とは言わないから。言える立場じゃないから。だからその分、私が「好き」っていうことを示し続けたんだ。

「好き」って、言葉だけじゃなくて、いろんな事で伝えることが出来るの。料理だったり、歌だったり、プレゼントだったり…とにかく、私は「好き」と伝え続けたんだ。

そうして気づいたら、いつの間にか事務所の皆も、ファンのからも皆からも応援されるようになっちゃってね。隠し事が出来なくなっちゃった。

卯月ちゃんと美穂ちゃんは、私に言わなかっただけで、プロデューサーさんが好きなことを前から知ってたらしいの。で、ラジオで「響子ちゃんは好きな人が居ますもんね!」って卯月ちゃんがついぽろっと零しちゃったのがはじまり。

「響子ちゃんの恋を応援してます!」なんてファンレターも多く届いて、恥ずかしかったり、嬉しかったりしたなぁ。

もちろん、「アイドルとしてそれはどうなんだ」って意見もあったよ。酷い内容のメッセージも多く届いた。でもね、プロデューサーさんのことは、諦めきれなかった。

どんなに酷いことを言われても、どんなに苦しい気持ちになっても、プロデューサーさんおためなら、頑張れた。

10年前の私へ。

私は、アイドルとしては、失格だよ。でも、アイドルである前に、私は、君は、一人の女の子なんだから。だから、自分の好きなことを、好きにやってほしいな。

そうしてたらいつか、応援してくれる人が増えて行くよ。アイドルじゃない、一人の女の子として、「五十嵐響子」として、皆が支えてくれる。

そして、大好きな人と、一緒になれる日が必ず来る。

そのときまで、時間はかかるし、苦しいことも多いけど。でも、前を向いて進み続けてね。




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