過去ログ - 藤原肇「ひとり言は、独りで」
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9:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 22:23:33.67 ID:bRKUQu2xO
そんなとき、おじいちゃんから荷物が届きました。
小さなダンボールの、小さな荷物。

開けてみると、新聞紙にくるまれた小さなお茶碗。
おじいちゃんが焼いてくれた、備前焼のお茶碗。
以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 22:28:02.12 ID:bRKUQu2xO
『おじいちゃん、荷物届きました』

文字が震えていたのは、きっと私が弱いから。

『お茶碗を包んでた山陽新聞、おじいちゃんが読んだものだね。岡山の匂いがしました』
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 22:35:04.52 ID:bRKUQu2xO
300人になった会場。
30人になった握手会の列。

少しずつ減っていくひとり言の回数と反比例するように、増えていく声。

以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 22:44:16.21 ID:bRKUQu2xO
そして今日。
大きな会場の、大きなステージ。

熱気は控え室まで届いてきて、背中に汗をかいてしまうほど。

以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 22:45:01.00 ID:bRKUQu2xO
ー藤原肇さん、時間です

スタッフの方の声で、我に返りました。
先に出番を終えていた比奈さんと裕美ちゃん、柚ちゃん、それに巴ちゃんから、思い思いの声が飛んできます。

以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 22:50:06.00 ID:bRKUQu2xO
大きな大きなステージの真ん中に私ひとり。
目の前には、数えきれない人、人、人。

それを前にして、声を失ってしまう私。
何も言えずに、立ち尽くしている私。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 22:52:56.03 ID:bRKUQu2xO
「藤原肇です」

気のきいたことを言えないのは、たぶん性格。
直ることはないと思います。
それでも、伝えたい思いがありました。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 23:00:33.19 ID:bRKUQu2xO
少しだけ落ち着いて、会場を見渡しました。
いろんな色のサイリウムが、ゆらゆらと揺れています。

その光の海を見て、思いました。
あのひとり言は、もう口にすることは無いんだって。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2017/05/14(日) 23:01:27.79 ID:bRKUQu2xO
肇ちゃんおめでとう!
感情過多のまま書いたのでワケわからん文章になってしまいましたが、悪しからず。
それでは。


18:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 23:40:20.04 ID:ikzCN04Do
おつ


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