10: ◆opnRYVYTFw[sage saga]
2017/05/15(月) 03:23:43.10 ID:nvwqN8A+0
事務所が近いから起こりうることではあったのだけれど…
何もかも迂闊すぎる。
「…ええと、コンビニで昼食摂ってるんだ」
「…い、いえ、今日は、ちょっと忙しくて…」
必死に咳を堪えながら、なんとか声を絞り出す。
「…そうか。今日だけならよかった。毎日続けちゃあ駄目だからな、今日も残業確定のこいつみたいに」
そういって彼は、自分の頭を指差す。
「はい。では」
冷たい反応だが、これ以上心配はかけられないから致し方ない。そそくさとその場を立ち去ろうとすると、
「あっ、ちょっと待って」
「なんです…」
言いかけたその瞬間。
全力をもって喉が決壊した。
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