過去ログ - 飛鳥「素直になれないボクとキミ」
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10:名無しNIPPER[sage]
2017/05/17(水) 02:30:15.26 ID:46VTXVAgo
「プロデューサー」と声をかける。ベッドへと潜ってそこまで経っていないにも関わらず眠そうな声で「どうした、飛鳥」と返事が帰ってくる。
「キミに出会えて良かった」と微睡みに身を任せながら言葉を紡ぐ。想いを、感謝を、不満を。微睡みの中、プロデューサーの暖かさを感じるように抱きしめながら言葉を紡いでいく。素面なら決して言えないような気恥しい言葉も口から流れ出てしまう。こうでもしないと、言えないから。嫌いだなんて心にもないことを言って取り繕っていた鎧を脱ぎ捨てるように。
言葉を紡ぐ中、気付かない内に泣いていたけれど、一番大事なことを伝えていなかったことに気付いてプロデューサーの顔を見つめる。
「ありがとう」と「大好き」という言葉と唇が重なり、プロデューサーの温もりを感じながらボクの意識は微睡みの底へと沈んでいった。
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