過去ログ - 晶葉「できたぞ助手! アイドルを見るだけで元気(♂)になれるスイッチだ!」
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6:名無しNIPPER[saga]
2017/05/18(木) 20:08:24.14 ID:WgB4Nidp0
晶葉「できたぞ助手! 結婚願望がエクストリームになってついプロポーズしてしまうスイッチだ!」

P「さすがあきえもん! 人が心に秘めた誰かを想う大切なキモチを科学の力で暴き出し、どうして秘めていたのかという機微などお構いなしに灼熱たる白日の下に無残に晒してのけるゥ! これぞ外道! 狂気のマッドサイエンティストここに極まれりィ!!!」

晶葉「マッドサイエンティストA・Iに不可能はない! だがな、助手! 結婚は墓場だと世間は言うが、人間、いつかは墓に入らねばならんのだ! 一切を諦めてすべてを受け入れるがいい!」

P「おのれ! おのれマッドサイエンティスト! 確かにお前の言うとおりだし、俺にも結婚願望がないわけではないが! ここまで拘束する必要はないんじゃないかな!? レクター博士もびっくりだよ!?」

晶葉「ふはははは! 多重影分身をはじめエナンザムや瞬間的とはいえ物質透過までやってのける相手にやりすぎということもあるまい! しかし! しかし今回は素直に謝罪しよう! 研究資金が枯渇したのだ! 私は資本主義者の甘い誘惑に抗え切れなかった……すまない、助手! ラボの財政難を助けると思ってここはひとつ生贄となってくれ!」

P「ええい、忌々しい資本主義者め! 札束で顔を殴れば何でもできると思ってやがる! だがな! この世には金では買えないものがあるのだと俺は知っている! 故に! 俺は屈しない! 人間が持つ本当の愛の力の前には金など無意味なのだフゥーハハハッ!」

留美「ええ、そうね。私もそう思うわ。だから晶葉ちゃんを買収して、本当の愛を向けてもらえるスイッチを作ってもらったの」

P「あー、そうだよね。るーみんだよね。うん。俺もそうだと思ってた。しかしなにゆえなぜにホワイ? ワクイ=サン。札束を詰め込んだアタッシュケースで人は殴り殺せても、真実の愛は手に入らないのです。ご存じないのですか?」

晶葉「助手よ、さすがの私も0を1にすることは難しい。嫌いな相手を恒常的に好き好き大好きぞっこんらぶ状態にすることはできる気がしない。だがな、1を100にすることは割り箸を割るくらい簡単にできるのだ」

P「といいますと?」

晶葉「助手の中にある留美さんへの好意をだな、助手の口からガチプロポーズとしてだばあさせることなど朝飯前というわけだ」

P「晶葉! 世の中にはやっていいことと悪いことがあるんだぞ!? これはやっちゃいけないほうのことなんだぞ!? そこに正座しろ! 一切衆生悉有仏性の何たるかを説教してやる!」

晶葉「わっはっは! マッドサイエンティストに仏法を説いてなんとする! 馬の耳に念仏とはまさにこのことだ! では留美さん。これがケッコンカッコガチスイッチだ!」

留美「ありがとう、晶葉ちゃん。それじゃあ、これ。約束の報酬ね」

晶葉「おっほー! 見ろ、助手! この茶封筒を! どんな極上ステーキもこの厚みには敵うまい!」

P「晶葉ァ! そのパンパンに詰まった茶封筒こそが俺という一己の人間を裏切った対価なんだぞ!? その罪、銀貨三〇枚より遥かに重いと知れ!」

留美「アイドルと結婚したいと一度も思ったことのないプロデューサーだけが、彼女に石をぶつけなさい」

P「……エリエリレマサバクタニ」

晶葉「声が小さいぞ助手ゥ! 天に届かぬ祈りはただの嘆きでしかないというのに! ふはははは! では後は若いお二人でごゆっくり! ちょっとアキバまで行ってくる!」

留美「さて……二人っきりね、P君」

P「留美さん、やめましょう。俺はこんな形で、貴方への想いを告げたくはない」

留美「ふふっ。嬉しいわ。私のこと、大切にしてくれてるのね。本当に嬉しい」

P「じゃあそのスイッチを……」

留美「そうね。素直に答えてくれれば押したりなんかしないわ。だから、ちゃんと教えて。ねえ、P君。貴方は私への気持ちを一体いつになったら伝えてくれるのかしら?」

P「……それは、その。アイドルとプロデューサーなので……」

留美「ふふふ」ニッコリ

P「あはは……」

留美「P君。ちょっと想像してもらえる? 貴方の目の前に、砂漠を歩いてきた女がいます。女の喉はからからに乾いていました。貴方は水筒を持っています。二人でならなんとか分かち合うことができる程度の水が入っています。女は水が欲しいといいましたが、貴方はためらいました。なぜなら砂漠を歩いてきた女は一人ではなかったからです。たくさんの女が貴方をじっと見ています。さて、貴方はどうしますか?」

P「みんなに一口だけ水を飲ませて、オアシスを探すか、ほかに水を持っている人を探します」

留美「ええ、そうよね。それがあなたの答え。知ってたわ。でもね、P君。そうじゃないの。それじゃだめなの」

P「どうしてですか」

留美「――私が歩いてきた砂漠には、貴方しかいなかったからよ」ポチッ
P「ぶるぅあああああああああああああああああああああ!!!」

留美「そんな、拘束具を引きちぎって……!?」

P「るぅぅぅぅうううううううううみぃぃぃぃいいいいいいいいンッ!」ガシィ!

留美「ひ、ひゃい!?」

P「この前、深夜まで残業してるときにわざわざ差し入れしてくれたおにぎりとお味噌汁すごくおいしかったよ! おいしくできたかわからないとか言って不安そうなるーみん超絶可愛かったし、るーみんが握ってくれたおにぎり小さくて、るーみんの手も小さいんだなって思ったら愛しさマックスハートぷいきゅあ! るーみんのおにぎり毎日食べたいですって言いそうになって、慌ててお味噌汁でいろんなものを呑み込んだよ! あの時からずっとずっとるーみんのことお嫁さんにしたいなって思ってたけど我慢してたのにお前はなんていうことをしてくれたんだ! もうやめられないとまらないかっぱえびせん! ぼくとあなたの夜明けのエスプレッソ!」

留美「P君、あの、お、落ち着いて? ね? ちょっと、顔が近……」

P「かぁいい! るーみんかぁいい! きみの照れ顔にマキシマムきゅんきゅん! クールわくわく改めキュートわくわく! キスしていいよね? 日頃の感謝と親愛に下心を忍ばせてキスしていいよね? 答えは聞いてない!」

留美「あの、あっ……待って、心の準備が……まだだめ……あっ♡」

 ――〇イソン。吸引力の変わらないただ一つの掃除機――

留美「……しゅごぃ……サイクロンテクノロジーしゅごぃのぉ……♡」ビクンビクン

P「んんんん! スッキリ! 胸につかえていた気持ちを吐き出したらスッキリ! 我が心、晴れ渡る空の如し! だがしかしいまだにくすぶり続けるアイドル達への積年の想い! 伝えねば! この翼が朽ちるその前にィ!」


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