過去ログ - 善子「一週間の命」
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51: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:32:57.18 ID:srcZDy/ro

善子「それで、最終的な部分まで踏み込んで来てくれなくて……ふてくされて、当日何も聞こえない海の中でその瞬間、目瞑ってれば耳も塞げばどうにかなるんじゃないかと思って……」

梨子「……いや、どう考えてもその流れは溺れるでしょ」

以下略



52: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:33:24.21 ID:srcZDy/ro

……4回目は風で飛んできた看板がぶつかってきたんだろうなぁ……


善子「でも、そのあとがリトルデーモン的じゃないのよ」
以下略



53: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:34:13.89 ID:srcZDy/ro

梨子「気をつけていても、きっかけの大小が変わっただけで……その……死んじゃうことには変わりなかったってことだね……」

善子「そういうことね。……まあ、まさか突然操縦不能になった自動車が意味不明な挙動で突っ込んでくるとまでは思わなかったけど。」

以下略



54: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:34:40.88 ID:srcZDy/ro

なるほど……。何もかもが悪転し続けてるわけじゃないから、少し余裕があるように見えたんだ……。


善子「ただ、その……」
以下略



55: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:35:07.72 ID:srcZDy/ro

怖い思い……か……。確かに……それはそうだけど……

こんなときでも、そんな言葉が出てくるなんて……よっちゃんは優しすぎだよ……。

以下略



56: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:35:34.70 ID:srcZDy/ro


巻き戻りは約1週間――5回目と言うことは単純計算で約35日……。

あの場でこそ、軽く言っていたけれど――もしかしたら、私が思いつめないように努めて軽い感じで話していたのかもしれない――死の恐怖に脅えながら1ヶ月以上一人で過ごすなんて……考えただけでもぞっとする。
以下略



57: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:36:01.71 ID:srcZDy/ro

気付いたら、先生に指されていた。

考え事をしていたせいで全く気付いていなかった。

以下略



58: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:36:28.14 ID:srcZDy/ro

うまく場が流れたのを確認して、ノートの端をちぎってメモを書いて後ろに渡す。


『ごめん、千歌ちゃん(゜゜;)』
以下略



59: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:36:54.41 ID:srcZDy/ro

午前の授業が終わり、お昼休みになると千歌ちゃんが話しかけてきた。


千歌「梨子ちゃん大丈夫?」
以下略



60: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:37:20.99 ID:srcZDy/ro

後ろの席で曜ちゃんと千歌ちゃんが話してるのに気付き、私は再び振り返る。

千歌ちゃんと目が合った。

以下略



61: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/05/21(日) 07:37:47.36 ID:srcZDy/ro

梨子「あ、えっと……考えておくね……」


そう返したけれど、今週の日曜は確実によっちゃんと過ごすから、あとでどうにか断ろうと思う。
以下略



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