11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/05/22(月) 00:09:08.48 ID:ecaKo9nE0
「うん。大丈夫。一緒に張ってくれるプロデューサーも居るし☆ うん……ありがと」
そろそろバッテリーも無くなってしまう気がする。一応言いたい事は言えたからこのまま切れてしまってもいいのだけど、最後にもう少しだけ……。
「お父さんとよっちゃんによろしくね☆ すぐには帰れないけど、また休みの時に帰るから。うん。待ってて」
いつの間にか公園には犬の散歩をしている人も、ジョギングをしている人も居なくなっていた。
これなら少し大きな声出しても恥ずかしくないかな。
「私が帰れない間はさ……」
スマホを握る手にちょっとだけ力を込める。
「テレビではぁとが輝くところ見ててね☆」
佐藤心としてではなく、アイドルしゅがーはぁとの言葉を伝えたところでピーと言う電子音が耳元で鳴った。
「……やっぱり切れちゃったか☆」
もの言わぬただの板になったスマホをハンドバッグにしまってベンチから立ち上がる。
「さって……、帰るか☆」
スマホにはもうちょっとだけ付き合ってもらう事にしよう。いつになるかはわからないけど、今度の休みには予定が出来たのだから。
End
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