過去ログ - 男「亜人の奴隷を買う」メイド「もう買ってませんけどね」
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人外好き
◆HQmKQahCZs
[saga]
2017/06/06(火) 23:20:08.28 ID:9Rj9YatK0
〜3年目 第34週 休日〜
コンコン
男「誰ダ?」
カグヤ「私よぉー」
男「官能小説の押し売りは遠慮願いたい」
カグヤ「私の小説は官能小説じゃないわよーっ」プンスコ
男「で、何のようだ。私を訪ねてくるとは珍しい」
カグヤ「今私新聞作ってるの知ってるわよねぇ?」
男「青少年の教育に悪いやつか」
カグヤ「失礼よぉ? それで蝙蝠さんに頼んであの子探してもらってたんだけどぉ」
男「あの子?(いい年した大人が蝙蝠にさん付けしてるのはなんだかあれだな)」
カグヤ「全国飛び回って新聞記者、というかゴシップ記事書いてたあの子よぉ」
男「………憶測と推定だけで書かれた三文記事か。思い出した」
カグヤ「この村に来るって連絡があったわぁ。この村のこと伝えたらすぐに来るって返事もらったけどぉ」
男「確か、種族は―――」
ダダダダダダッ
男「ハーフリングだったは」
「グラスランナーですっ! どうも記事を求めて東南西北、津々浦々を美味しいグルメと共に旅するっ」ザザーッ
「草原を走る人達、グラスランナーのメリーことメリアドゥクでぃす!」グルグルグル
メリー「どうもお久しぶりです剣士さん! 今後ともお見知りおきを!」バァンッ
男「調査が不十分で中途半端な記事しか書かないお前はホビットでもグラスランナーでもないハーフリングだよ」
メリー「真実よりもエンターテイメント溢れる記事を! それが私の信条ですからね。メリーさんの記事は速筆多彩! 貴方の日常を退屈させないの、でぃす!」ビシッ
男「おい悪徳記者」
カグヤ「でも帰ってきてくれて助かったわぁ」
男「新聞、手伝わせるのか?」
カグヤ「私こういう文章は専門じゃないもの。メリーさんのほうが得意でしょう?」
メリー「任せてください。私にかかればどんな事件も大言壮語、虚栄巨影に早変わりなの、でぃす!」
カグヤ「あらぁ。言ってることがあんまりわからないわぁ」
メリー「貴方の生活をこそこそ覗く、素敵で過激な新聞記者! メリーさんをよろしくなのDIS!! 」
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