過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「重力には負けないもん!」
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10: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2017/06/02(金) 17:44:31.12 ID:Wadcje5+o

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 ……
 …

 「……大変やったな」

 「そうですか?」

 「いつもああなんやろ?」

 「?

  まぁ揺杏とはいつもああですね」


 京太郎と怜の間に齟齬が生じているが、それを正してくれるものは誰もいない。

 京太郎はあくまで友達として、怜は品定めされたと勘違いしている。


 「(あかんな、この子守ってやらんと……)」

 「どうしました?」

 「なんでもないわ」

 「まぁ今日は思いっきり遊びましょ。

  相手が俺じゃ不服かもしれませんが」

 「そー言うこと言ったらあかんよ。

  俺が楽しませる。くらい言っとけや」

 「お、じゃあそうします」

 「ほほーぅ」


 怜が目をキラリと光らせる。

 言質とった。と言わんばかりだ。


 「それじゃ、東京のうまいもんでも食いに行こか」

 「観光地じゃなくていいんですか?」

 「そんなん後で竜華と行くわ。

  君は美味いもんでも食って気晴らしせなあかんよ」

 「そうっすねー。

  外食なんて久しぶりだ……」

 「そうなん?」

 「いつもお弁当作ってもらってますからね……。

  量もすごいし、俺が食べないと……」

 「そこは男としてびしっと言ったらんかい」

 「で、ですよね」

 「ま、今日はその辺もしっかり話すとしよか」

 「はい!」


 忠犬のように怜に懐く京太郎に、怜も気分を良くする。

 泉もそうだったが、年下が懐いてくれると嬉しいものだ。



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