過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「重力には負けないもん!」
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204: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2017/07/22(土) 18:43:26.94 ID:4IeOJ1jOo

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 「と、>>134が言っていた」

 「つまりこのまま行くと、姫様を娘に置いた霞さんルートに進んでしまうと言うこと?」

 「そうなる」

 「そ、そんなのダメですっ!」


 普段のゆったりした動作は何処へやら、ガバッと立ち上がる小蒔。

 さすがに焦っているのか、春に縋り付く。


 「せ、正妻は私じゃないとダメなんです!

  霞ちゃんは二番目です!」

 「地味にとんでもないこと言ってますよ、姫様……」

 「だって、神様もお似合いカップルだって認めてくれているから……。

  私が一番じゃないとダメなんです……」


 モジモジと指を弄りだす小蒔。

 この動作だけ見れば非常に可愛らしい小娘なのだが、『種付』だの『孕み袋』だの口から出るから油断してはいけない。


 「ど、どうにかならないんですか?」

 「なる。

  これから姫様がヒロインポイントを稼いでいけばいい。

  幸い、霞さんはまだ友達以上恋人未満。

  まだ付け入る隙はある」

 「霞さん、結構いいとこまで行ってるんですね……」


 京太郎と霞。二人とも世話焼きなところがあるのか意外と話が合うのだ。

 京太郎は咲や優希の話を、霞は小牧の話をする。

 二人でのんびり縁側でお茶を飲んでいる時などは本当に夫婦にしか見えないのだ。


 「まぁ霞さん、お嫁さん適性高いですから……。

  料理もできて、家事もできて、男の子を立てられますし」

 「そんな霞さんに勝つには姫様も相当なヒロインポイントを貯める必要がある」

 「ど、どうすれば貯められるんですか!?」


 小蒔も美少女だし、ちょっと天然なところは男の子ごころを擽ぐる。

 しかし霞はお姉さんとしての色気と厳しい修行で培われた花嫁修行の成果がある。

 それは同性の小蒔たちですらカッコいいと思わされるものだ。

 すでに京太郎が霞に惹かれていてもおかしくはない。

 そうなる前に、小蒔は何か行動を起こすべきなのだ。



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