過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「重力には負けないもん!」
1- 20
454: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2017/09/29(金) 00:34:59.12 ID:7utdlhxAo

 9/10

 ……
 …

 「ん? 和、来てたのか。

  どーしたの?」

 「あ、いえ、その」

 「……あー、今の聞こえてた?」

 「は、はい」


 顔が熱くなる。

 胸が苦しくなる。

 でもそれは、不快な苦しさではない。

 彼の顔を見ていると、嬉しくて直視できない。

 昨日の彼より、今日の彼のほうが凛々しくて壮麗に見える。


 「あーいうのは気にしないほうがいいぞ。

  俺も気にしないからさ」

 「は、はい。ありがとう、ございます」

 「ほら、いつも通り行こうぜ。

  今日はどうしたんだ?」

 「あっ、その……、ゆ、ゆーきが、一緒にタコスを食べに行こうと……」

 「あいつー、自分で言いに来いよな。

  和、わざわざごめんな」

 「いえ……」


 咄嗟に優希を言い訳に使ってしまう。

 何故だろうか、自分の気持ちが落ち着かない。


 「(もしかして、この気持ちが……)」


 自覚すればするほど顔が熱くなる。

 先ほどの一喝した京太郎の顔が忘れられない。


 「(も、もう少し仲良くなりたいですね)」

 「あ、その、和?」

 「は、はい!」


 胸を高鳴らせながら京太郎の言葉を待つ。

 京太郎はまるで和を安心させるように笑ってーー



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1338.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice