過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「重力には負けないもん!」
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483: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2017/10/04(水) 23:42:17.12 ID:l9zbdQtmo

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 【誕生日祝いパーフェクトのどっち】-単発次元-


 ……
 …


 それはいつもの部活終わりのことだった。

 インターハイを制し、なんやかんや全部終わり、今日は原村和の誕生日。

 部活という名の誕生日パーティーを終えて、今日は家族と祝う予定と早めに解散した。

 その後、忘れ物をして一度戻ったら一人片付けをする京太郎の姿。


 「須賀くんっ、また一人でそういうことをしているんですね」

 「ゲェ、和!?

  帰ったはずじゃ」

 「全く、咲さんたちはどうしたんですか?」

 「あー、片付けは明日やるって話なんだけど……」

 「そう言って、こっそり一人残ったんですね」

 「やべっ」

 「全く、雑用はみんなでやろうといつも言っているじゃないですか」


 呆れ顔で京太郎を嗜める和。

 和はインターハイ優勝後、周囲に対してより打ち解けるようになった。

 今までは仲良くなり過ぎれば別れの時が辛いとどこか遠慮がちな面を持っていた。

 しかし、そのストレスから解放され、また阿知賀の面々との再会、そして両親の和解。

 父親が母親に引き取られていって長野に一人暮らしと相まったが、それはそれで楽しいものである。

 ーー余談だが、最近の悩みは年の離れた兄弟ができそうなことである。


 そして解放的になった和は、元々コミュニケーション能力の高い京太郎と非常に良好な関係を築いていた。

 それはかつての宮永咲と須賀京太郎の関係に近い。

 性別の垣根を超えて遠慮することがなく言い合える関係。

 男らしくどこか抜けている面のある京太郎と、几帳面な和は非常に良好なコンビと言えた。


 「そういう気遣いは逆に相手を困らせるんですよ?」

 「ごめん、ごめんって」

 「それに、今は須賀くんが誰より麻雀を打たなければいけない時期であってーー」


 一度和のお説教が始まるととても長い。

 地雷を踏んでしまったな、と焦る京太郎だが、そんな京太郎を和はジト目で制する。



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