過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「重力には負けないもん!」
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520: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2017/10/19(木) 22:18:30.02 ID:XMtF+Hbgo

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 ・数日前

 ……
 …

 京太郎は浮かれていた。

 普段から想い人が「そういう趣味」だとわかっていながら、ずっとノロケ話を聞いていたのである。

 自分の想いが実らないと思いながらも、やはり好きな人の笑顔は嬉しいものだ。

 そんな中、姫子からひとつ提案されたのだ。


 「須賀!

  (部長と)デートしよっ!」

 「(姫子先輩と)デートですか!」

 「ん!」


 致命的な勘違いが発生している。

 好きな人と休日を過ごせると分かれば嬉しいもので、京太郎は非常に浮かれていたのだ。

 浮かれて盲目になってしまったが故に、姫子の企みには気づかない。


 「(これで部長と須賀の仲も……!)」


 姫子は京太郎から想いを向けられていることに気づいていない。

 だが、自分の尊敬する人ーー白水哩ーーが須賀京太郎に想いを寄せていることは気づいている。

 京太郎とも「良い友人」である姫子は、二人の仲を取り持とうと思っているのだ。


 「(部長には須賀がよか!)」

 「(これは少しは脈ありなのか!?)」

 「にしし」

 「うへへ」

 「今週でよか?」

 「あ、はい。

  いつでも大丈夫です!!」

 「部長ー!」


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 姫子が声をかけると、すぐ近くにいた哩が振り返る。

 聞き耳を立てていたわけではないが、哩も京太郎と姫子のことが気になって近くにいることが多いのだ。



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