過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「重力には負けないもん!」
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81: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2017/06/12(月) 20:04:47.34 ID:UN6jlovNo

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 「別にアイツに遠慮しないでいいんじゃないか?」

 「え、遠慮なんてしてないよ?」

 「玄はさぁ……。

  こんなにいいもん持ってんだから、それで攻めりゃ一発だろ」

 「あっ、お、おもち触らないで……!」

 「このこのっ! 全くないやつからすると羨ましいんだぞー!」


 揺杏が玄に後ろから抱きついて胸を揉む。

 玄はくすぐったそうに身をよじるが、揺杏は逃がさない。

 体格差的に玄は逃れられないのだ。


 「(くっそー、やっぱりこう言う小さい体格は可愛いよな。反則だろ……)」


 ちょっと曇った。

 揺杏にとって体格はコンプレックスである。

 それこそ後輩の由暉子のようなタイプの方が男に人気があるのはわかっている。

 それに玄のこの反応だ。由暉子はこうしてもあまり反応が良くなかったが、恥ずかしそうにしている玄はポイントが高い。

 これでモテないはずがない、そう思った。


 「私と話している時みたいにさ。フツーの玄でいいんじゃないか」

 「うーん?」

 「あいつはまぁ、お人好しだからさ。

  玄がもっと仲良くなりたいって言えば伝わると思うぞ」

 「そ、そうかなぁ?」

 「あ、アイツのことは玄も良くわかってるだろ」


 『玄の方がよくわかっている』と言わなかったのは揺杏なりの乙女心だった。

 その言葉を聞いて、玄は決心する。


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 こうして玄の、『京太郎ともっと仲良くなろう』大作戦が始まったのだーー



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