過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「みやながけ」咲「重力には負けないもん!」
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847: ◆Y.lj54HWGU[sage saga]
2018/01/22(月) 22:26:05.91 ID:/sOs5Q/Qo

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 【はらむらけに至る道筋】-過去・はらむらけ次元-


 「ごめんなさい」

 「おお、のどちゃんこれで50人切りだじぇ」

 「なんと言われようと、私をイヤらしい目で見てくる男の人には興味ありませんから」


 デジタル、そして鋼鉄の女―

 中学時代の原村和はそう呼ばれていた。

 彼女の容姿は人目を引く。

 その中学生離れしたスタイルも相まって、道を歩くだけで男性が振り返るほどだった。

 しかし、そんな彼女には一つ問題があった。


 「男の人に興味なんてありません」

 「お、おう。

  友人からの突然のレズ発言に身の危険を感じるじぇ」

 「ゆーきも好きですよ」

 「ひえっ、私はノーマルだじぇ!」

 「冗談ですよ」


 ふふふ、と笑う和に戦慄する優希。

 優希にとってみれば和の心中は理解できない。

 本気で言っているのか、それとも冗談で言っているのか。


 「それにしても、さっきのは確かサッカー部の有望なキャプテンだろー?

  野球部のエースも、東大志望の男子も、バッサバッサ切ってるなー」

 「誰も彼も私の胸を見て告白するんですよ?

  論外です」

 「まぁそれは確かに酷いと思うけれど……こんなのがあったら仕方ないじぇ」

 「もう!

  ゆーきまで何を触ってるんですか!」

 「あー、男子は一生これを味わえないなんて残念だじぇー」

 「あら、それはゆーきが私の伴侶になってくれるという意味ですか?」

 「!?」

 「今はiPS細胞で同性でも子供が作れるんですよ」


 ニコニコと笑いながら言う和に優希は冷や汗を掻くしかない。

 もしかして本気なんじゃないかーそう思ったことは一度や二度ではない。



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