過去ログ - 夢野「強くてニューゲーム……って、ウチなのか?」ch.2-3『ダンガンロンパV3』
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525:名無しNIPPER
2017/06/07(水) 16:55:19.02 ID:koPk3mcm0
古浦さん、一緒にいてくれないかな?」
出発してから数分後、様々な花が咲き誇る通り道で古浦菊(女子14番)は工藤亜希子(女子13番)に声をかけられた。亜希子は菊より先に出発したので、会えてもおかしくはないのだが菊は一緒にいる気にはなれなかった。何よりも一人になって考えたかったしこれからどうするかもはっきりしないまま亜希子と一緒にいるのは、これといって親しくない亜希子に迷惑をかけてしまうのではないかと恐れた。

工藤さんって広原さんとよく一緒にいるんだったよね。まいったなあ、工藤さん元々訳わかんない人だし、あんまりあたしも話したことないんだよね。でも工藤さん怯えてるし、周りすごく気にしてるしよっほど怖いんだ。
「どうしようかなー……あたしも色々考えたいことあるんだけど、工藤さんも放っておけないのもあるんだよね。広原さんと会えるまでっていうのはどう?」
これが精一杯だった。菊は今まで釘宮有紗(女子12番)や植杉亮子(女子5番)などの相談事に乗って話を聞き、できる限りのアドバイスをしてきた。勿論一緒に学校で笑い合っていたのはその二人だけでなく、中島豊加(女子25番)も含まれていたのだが、もう死んでしまった。
なるべく菊は下手に周りを落ち込ませないようにしたかった。亜希子にも、そう刺激しないように怖がらせないように優しく言ってみせた。亜希子も必死に声をかけてくれたのだから、無駄にはさせない。
「それならいいよ……古浦さんありがとう」


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