過去ログ - 【二次創作】有山「天空ロンパ!!」椎名「5スレ目だな」【安価】
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642:名無しNIPPER
2018/06/14(木) 21:01:07.47 ID:Dg5AM0CZ0
「咲?咲ってば!!!」

はっ。親友の声で私は目を覚ました。
ここは...
少し広々とした空間。
右側には扉。左側には大きなガラスの壁。カーテンがかかっている。前には、赤いカーテンのかかった壁。その手前に、横長の台と、テレビが一台。

「え、なに」
「ここどこ?」

周りの人たちは、順々に目を覚ましていった。
最後、メガネの痩せた男子が目を覚ました瞬間、突然テレビがついた。

「え?!」
「ちょ、誰かテレビに触った?」
「え、なになに!?」

私は、テレビの画面に目を向けた。

『人狼ゲームの始まりです』

その画面の文字を、不安そうな声で真里が声に出して読む。

「ひとおおかみゲーム?」
「じんろう。じんろうゲーム。」

真里は、どうやら人狼ゲームを知らないらしい。
私は友達と何回かやったことがあるくらい。
あ、画面が変わった。

『建物から外へ逃げてはいけません。
 建物の備品を壊してはいけません。
 他人に危害を加えてはいけません。
 違反した場合、処刑されます。』

真里が、一歩後ろに足を引き、
「しょ、処刑?!」
と、大きな声をあげる。
それに合わせるように、周りもざわつく。
黒ぶちメガネの、肌の黒い男子が、

「みんなうるさいです!画面。とりあえず見ませんか。」

と、周りを注意する。
金髪の長い髪の女子が、
「あんたもうるさいんすけど」
と、挑発を入れる。
黒ぶちメガネの、肌の黒い男子が、その子に反論しようとした時、

「画面、変わったよ?」

と、小柄なツインテールの女子が言った。
その声に合わせ、私は画面を見た。

『各自カードを取り、自分の正体を確認してください。』

「カード?あ、もしかして、あの長い台のやつ?」
背の高い女子が、長い台を指差した。
隣の目付きの鋭い男子が、台に向かって歩き始めた瞬間、

「あ、まって!画面変わった!!」

と、私は指摘した。

『他人のカードを見てはいけません。
 他人に自分のカードを見せてはいけません。』

「まぁ、これもいつもの人狼ゲーム通りかな。」
少し太った女子が呟いた。


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