過去ログ - 夢野「強くてニューゲーム……って、ウチなのか?」ch.2-4『ダンガンロンパv3』
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229:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 06:44:58.88 ID:kcgZxFdS0
左斜め前、窓際の列の一番後に座る雅哉とその前に座る高須撫子(女子十番)が声を上げた。
確かに、雅哉と撫子の間の窓は開いているのだが、撫子は本来何もないはずの場所をコンコンと叩いている。
その高音から察するに、金属製の板が張られているようだ。

つまり、季莉たちは、完全に閉じ込められてしまっているということだ。
以下略



230:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 06:45:36.44 ID:kcgZxFdS0
能力を誇る元気印、平野南海(女子十四番)が悲鳴のような声で叫ぶのを皮切りに、再び教室内はざわめき始めた。

「卓也の言う通り、ヤバいよねなんか…」

ざわめきの中では早稀の声は聞き取りづらかったが、季莉は頷いた。
以下略



231:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 06:46:08.37 ID:kcgZxFdS0
認識させるような低いが甘く感じる声で囁くように、言った。

「えー、帝東学院中等部3年A組の皆さん、おめでとう。
 このクラスは、戦闘実験第七十二番プログラム対象クラスに選ばれました。
 ってことで、ちょっと、殺し合いをしてもらうから」


232:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 06:46:38.60 ID:kcgZxFdS0
1 ○ アキヒロ(軍人) v.s.  田中顕昌(男子11番) ×
(5/31 2:29a.m. 田中顕昌 退場)

2 ○ 榊原賢吾(男子7番)
  湯浅季莉(女子20番) v.s.  木戸健太(男子6番) ×
以下略



233:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 10:44:39.85 ID:kcgZxFdS0
試験が近付いてきた週末、6時間の退屈な授業が終わった。
来週の頭から試験が始まるために部活も休止期間となっているので、掃除当番に当たっていない生徒は一部は自主学習のために教室や図書館に残り、大半はぞろぞろと帰路につく。



234:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 10:45:15.09 ID:kcgZxFdS0
 

No.006

 
以下略



235:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 10:45:42.04 ID:kcgZxFdS0
た時に、厚意で貰ったおまけのキャンディーだ。

「おやおやおや、そこにいるのは早稀じゃないかい?」

突如名前を呼ばれ、早稀はびくっと肩を震わせて振り返った。
以下略



236:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 10:46:20.68 ID:kcgZxFdS0
クラスメイトの小石川葉瑠(女子五番)は眉を顰め、先程までの早稀と同じように体育館裏を覗き込んだ。

「ありゃ、あれはC組の成田さん?
 何だい早稀ちー、いつから女の子をつけ回す趣味が?」

以下略



237:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 10:46:49.34 ID:kcgZxFdS0
1人だ。

「成田ちゃん、今日告るんだってさ、陰ながら応援してんの」

「へぇ…でもこんな試験前に告ることなくない?」
以下略



238:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 10:47:23.03 ID:kcgZxFdS0

「まあねーん♪」

早稀は振り返り、にやにやとしている葉瑠の顔を見た。
お互い初等部から帝東学院に在学しているが、葉瑠と同じクラスになったのは中学2年生で初めてだったのであまりお互いのことを知らなかった。
以下略



239:名無しNIPPER
2017/06/10(土) 10:47:56.95 ID:kcgZxFdS0

一方、葉瑠は自分の気に入ったイケメンを追いかけるのが趣味だ。
追いかける、と言っても、ストーカーをするわけではないのだが。
とにかく気に入った相手には積極的に話し掛け、周りの友人たちから様々なエピソードを聞くなどして意外な一面を探っていく。
それはアイドルの追っかけにも似たところがあり、葉瑠曰く、そこに恋愛感情は全くないらしい。
以下略



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