過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活九日目
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32: ◆z07gL4YySg[saga]
2017/06/11(日) 19:07:35.98 ID:l0xk9Vyt0
〜寺子屋〜

さらら「……休み時間か」

寺子屋の窓から教室を覗くと、そこには子供たちの姿は無く。遠くから小さくはしゃぎ声が聞こえる。

さらら「慧音の奴もまだあの分かりにくい授業を続けているんだりょうにゃ、ま。少しくらい改善――」

慧音「悪かったな、分かりにくい授業で」

さらら「うおおっ!?」

いきなり背後から肩に手を置かれながら話しかけられ、さららは反射的にその場で後ろに振り替える。

慧音「やあ、久しぶりだな。さらら」

さらら「……にゃんだ、慧音か。驚かせるにゃ」

慧音「いやー、一度私の授業を受けた生徒が珍しく寺子屋に来ていたものでな。声を掛けようと思ったらまさかその生徒が授業にケチを付けているとは思ってもいなくてだな、少しイラッとして驚かせてやろうなんて。考えてないぞ?」

さらら「……わ、悪かった」

慧音「……いいさ、自覚している。こほん、それで?もしかして、また授業を受けに来たのか?」

さらら「ん、違うにゃ。少し永遠亭に行こーと思ってにゃ道案内してくれる人を探していてにゃ」

慧音「ああ、それなら私が案内してやろう。まだまだ休み時間はあるし、今日は妹紅も見ていてくれるからな」

さらら「妹紅……?まあいい、しょれじゃあ。その、お願いできるか?」

慧音「勿論だ、任せてくれ」

胸を叩きながら慧音はそう言って、さららを案内するように迷いの竹林に向かって行った。


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