過去ログ - 【安価とコンマ】行き当たりばったり幻想郷生活九日目
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38: ◆z07gL4YySg[saga]
2017/06/11(日) 19:56:18.73 ID:l0xk9Vyt0
〜台所〜

?「ふんふふんふんふんふん……」

さらら「……誰だ?」

姫様の部屋に行く途中、通り過ぎようと思った台所から鼻歌が聞こえる。

さらら「……」

?「ふんふくふくふん、ふんふふふ……」

少し青みがかったおかっぱの髪型に、背中からは割烹着を着ていることが分かった。

さらら「おい、そこの愉快に鼻歌を歌っているの」

そう言って、さららはその女性の背中をトントンと叩く。

?「うひゃああああっ!?ちょっ!おわっ!」

背中をいきなり叩かれたことに驚いたのか、体をビクッと大きく震わせる。皿を落としそうになったのか、少し慌てている。

さらら「わ、悪い。驚かせたみたいだにゃ」

?「い、いや。こっちも悪かった……あー、割れなくてよかった。んで、お前誰だ?」

さらら「さらら、水のようせーであり天才だ」

?「天才?そりゃあ、大きくでたな……おっと。私の名前は天国鴉」

その女性は自慢げにふふんと鼻をならした後。

鴉「永遠亭専属料理人をやっている。宜しくな。さらら」

そう言った。


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