過去ログ - 善子「堕天使ヨハネのとある梅雨の日」
1- 20
3:名無しNIPPER[saga]
2017/06/14(水) 04:30:51.88 ID:AYYR2z1Ho
 朝の空気は湿っていても空は晴れて、眠気にだるい私の体に皮肉みたいに爽やかな空気がなでる

「…雨、なかなかふらないずらね」

 前をみたままそうつぶやく横顔
 その横顔は美人のもので、こんな能天気なやつだけどルックスだけは認めてやらないこともない

「なによ。まるで雨がふってほしいみたいな言いかたね」

「ふってほしいの」

「は? なんで?」

「だって梅雨って雨がふるものだから」

 私にはずら丸のことばはぜんぜん理解できない
 だって雨なんかふらないほうがいいにきまってる
 移動もメンドウだし洗濯ものは乾かないし、なにより憂うつになる

「梅雨に雨がふらないなんておかしいずら。なっとくできないずら」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
17Res/11.50 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice