過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 19
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918: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2017/09/07(木) 21:43:53.09 ID:sWtWX8J40

 ……一人になって、気分を落ち着けようと紅茶をセットしはじめる。

 ポットからお湯を入れて、茶葉が蒸れるまでの時間を待つ。


 そしてふとまた思い浮かんだ。……さやかに言われた言葉。私に向けられた怒り。

 私は……なんとかしなければと駆けつけておきながら、結局なにもできなかった。


 みんなは私が壊した後の『人形』ですら救おうとした。


 彼女が立ち直れたとしたらみんなのおかげで、

 ……もしも彼女になにかあったら私の責任なのかもしれない。



織莉子「…………」


 ティーポットから紅茶を淹れて、カップを持つ。しかし適温にはまだ熱い。

 …………無意識に心に溜まった感情ごとぶつけるようにテーブルに置いて、カップの中身の熱湯が溢れた。


織莉子(……わたしは何をやっているのだろう)


 そんな私にまた居るはずのない姿が声をかけた。


キリカ「……また私が必要かい?」

織莉子「…………キリカ?」

キリカ「嬉しいよ! だってキミに望まれなくなったら私は腐り果てて消えるしかないんだよ?」

キリカ「キミが求めてくれるなら私はいつまでも愛し生きつづけよう。この身と心、全部を砕いてでもキミのために捧げるよ」



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