過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 19
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924: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2017/09/07(木) 23:12:20.53 ID:sWtWX8J40
……ぱちんと音が響いて、織莉子は更に目を見開く。
それからまた力任せに振るわれた腕を掴んで、押さえ込むように後ろに回った。
キリカ「待って、まだ聞いてよ!」
織莉子「……ッ放しなさい!」
織莉子「恨み言を言いに来たんでしょう……一応覚悟はしていたつもりだったのよ、この世界がはじまってから」
織莉子「そんなに私のことが嫌いなの」
キリカ「断罪されるなら仕方がないなんて言ってたくせに」
キリカ「本当にこれ以上続けたいなら受けて立つよ? 今度こそ負けないから」
強く言い放つと、織莉子は諦めたように力を抜いた……というより無気力に脱力したというのに近かった。
前に戦ったのは互いに魔法少女という前提があってのことだ。
私に戦う意思があれば、契約してない織莉子じゃどうしたって私に勝てない。
キリカ「……知ってると思うけど、私だってそんなに出来た人間じゃない」
キリカ「なんでも許せるほど器大きくないし、本当は大して強くもないよ」
キリカ「君だってそうでしょ。織莉子だっていつまでも弱い部分を隠していられるほど強くないんだから!」
織莉子を放すと、今の騒ぎでひっくり返してしまったティーカップを直して零れた紅茶をハンカチで拭う。
テーブルから床まで伝って高級そうなカーペットを濡らしていた。
……これはすぐには落ちないかもしれない。
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