過去ログ - オール安価でまどか☆マギカ 19
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2017/09/07(木) 23:36:28.09 ID:sWtWX8J40
  
  『出てって』と言われるならもう今日はこれまでかもしれない。 
  
  そう思って織莉子を見て、それから暫く沈黙が続くのを確かめて私は言葉を続ける。 
  
  
 キリカ「そういえばさ……今思えば、随分と上手になってたよね。魔力のコントロール」 
  
 キリカ「昔は下手くそだった」 
  
 キリカ「もし今も『魔法』が使えたら、今は使いこなせると思う?」 
  
 織莉子「……昔なんて。そんなの、私が成長したわけじゃない」 
  
 織莉子「……そうよ。私は自分の心すら自分では救えない」 
  
 織莉子「救ってくれたのはいつも貴女」 
  
 織莉子「従えて、余裕ぶって、大人ぶっているつもりでいて、貴女がいなければなにもできなかったの」 
  
 キリカ「救ってないよ」 
  
 キリカ「私は……君のことを救ってなんていない。私はただ偽りで居続ける事を強要しただけ。他の何でもない、自分のために」 
  
 キリカ「今になってこう言うのは卑怯なのかもね。不安定な時だけ求めてたくせにって」 
  
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