過去ログ - 【艦これ】イ級(故郷の……に……帰りたい……)【安価とコンマ有り】その2
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72: ◆r3J8wr8gzWTW[saga]
2017/07/06(木) 23:49:23.34 ID:mdZ474Ly0
空母水鬼「残念ながら、天国ではないが、地獄でもないぞ?」

阿武隈「ひっ!?」

タ級「まぁ少なくとも、君が居た鎮守府よりはいいところだと思うけど?」

阿武隈「はぁう!?」

イ級「……」

阿武隈「あれ!? 何かすごい場違いな子が!?」

空母水鬼「ああ、すまない……。怖がらせるつもりじゃなかったんだが……」

タ級「いやいや、襲撃作戦の立案をしたのは、何を隠そうこの子なのだよ?」

空母水鬼「イ級は喋れないからな、私はただの通訳だ」

阿武隈「予想外の子が一番大物だった!?」

イ級「……」

空母水鬼「話しに移っていいかな? まず、お前から見た自分の鎮守府の現状を教えてもらえるかな?」

阿武隈「鎮守府の現状? ……酷いなんてものじゃないわ。神風ちゃんの轟沈もなかった事になって箝口令が敷かれちゃったし……」

阿武隈「私達は物扱いみたいなもので、ご飯も冷たくて最低限で、寝る時間もあんまりなくて……」

阿武隈「いじめられる事こそ無いけど、温かい言葉の一つも無くて……。私達だって心があるのに……」

阿武隈「あれ……何だか涙が……」

イ級「……」

空母水鬼「その、神風の姉妹は?」

阿武隈「神風ちゃんが居なくなって落ち込んでると思う……、でも、それでも働き詰めで……」

イ級「……」

空母水鬼「え? いや、それは……」

イ級「……」

空母水鬼「分かった……。仕方ないな……。ガラじゃ無いんだけど」

空母水鬼が立ち上がって阿武隈の側に寄り、うつむいてぐすぐすと泣き始めた阿武隈を抱きしめる。

空母水鬼「まずは……、存分に泣け、話しはそれからだ」

それから数瞬の後、阿武隈は堰を切ったように声を上げて泣いた。

────────

空母水鬼「落ち着いたか?」

阿武隈「はい……」

空母水鬼「私達、というか、イ級の目的はな、その酷い鎮守府をどうにかする事なんだ」

阿武隈「どういうこと!?」

神風「私から説明するね」

神風から、かつて神風も受けた説明を聞き、阿武隈が納得したように頷く。

阿武隈「確かに……母港がそんなのじゃイヤだよね……。うん。あたしも行く」

イ級「……」

空母水鬼「……ただ、こちらから出せる資材は限られるから、ある程度資材調達には行ってもらうぞ?」

空母水鬼「神風一人ぐらいならなんとかなるが、艦隊規模だとまかないきれない」

阿武隈「うん、それは大丈夫、任せて! 大発も積んでるから! ……、甲標的は手持ちが無いけど……」

タ級「まぁ取り敢えずは、しっかり食べてしっかり休んでからだね」

阿武隈と傘下の駆逐隊が仲間になりました。

↓1〜3 阿武隈、神風ともう少し話しをして見る事ができますが、どうする?


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