過去ログ - 【安価・コンマ】ここが君のヒーローアカデミア 緑谷「その2!!」
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◆kJvreq6TbQ
[saga]
2017/09/13(水) 21:35:44.76 ID:0mRR2tpO0
八百万「先生方が言うには6時間弱で辿り着いたらしいじゃありませんか」
君「う〜ん..まぁそうだな」
八百万「とても普通のやり方ではそんな時間で行けないと思うのです...」
君「..別に..水圧で体押して空中で移動した..だけだけど...」
八百万「.....移動した..”だけ”...ではありませんよねそれ!?」
君「..そうだね、宿舎辿り着いた時には俺も立てなかったもん」
八百万「...なるほど、そういう個性の使い方もあるんですね」
君「あんま特殊じゃないと思うぞ?」
八百万「..私が君くんの個性だったら..多分それは思いついていません」
君「え?そう??思いつきそうだけど...」
八百万「思いついても...恐くてやれません。..君くんは..落ちた時のこととか...万が一失敗したとき..とか考えなかったのですか?」
君「そりゃー考えたけど、それが一番良いってはっきりしてたからな、そこで迷ったりはしなかったよ」
八百万「ず、随分キッパリしてるんですね..」
君「まあ、それなりに、水の操作については自信あったし...」
君(落下しそうになっても、リミッター解除すれば問題ないだろうし...)
八百万「やっぱり、君くんは凄いです。私に足りないものをたくさん持っている...」
君「...」
ポフン。八百万の頭にそっと手を置いて、丁寧に、撫でた。
八百万「なな!!?////何をやってるんですの///!!!」
君「..まあ、聞いてくれ」
八百万「///そ、それどころでは//」
君「..じゃあ俺の独り言ってことで」スッ
八百万「あっ...」
君の右手を名残惜しそうにするが..君は構わず話す。
君「八百万こそ、俺にないものをたくさん持ってるよ、機転も、知識も本当に凄い。」
八百万「それでも...だって、貴方は初めての災害訓練の時の敵襲撃の際、一人先陣を切って動けていたではありませんか...」
君「そうだけど、あれは俺の力じゃない、俺の勇気じゃないよ、そうしなきゃ皆が危険な状況だったんだ...」
八百万「いえ!間違いなく..貴方には凄い勇気があります!それこそ、オールマイトに匹敵する程の..勇敢さをお持ちになっているではないですか!」
君(...やっぱり..皆誤解してるんだろうなぁ..)
君「.....そう..なのかなあ」
八百万「そうです!!私はそれが..凄いと思うと同時に...羨ましく思ってしまいます...」
君「..羨ましく?」
八百万「はい..だって..私にはありません...その思考があっても...行動には動けないのです...」
君「...大丈夫、間違ってないよ。それでいいんだ...キミの方が俺よりよっぽど賢明な判断をしてる」
八百万「...え?」
君「だって..俺..突っ込んで行った後..どうなったか覚えてるだろ?」
八百万「大怪我を負っていました...あまり思い出したくありません」
君「..悪い、で、だ俺はつまり、間違った選択をしてたんだよな。大怪我負って帰ってきてる時点で。」
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