過去ログ - 【モバマス】ほたるのひかりが眩しくて
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5: ◆cgcCmk1QIM[saga]
2017/07/28(金) 00:24:25.99 ID:PLAdNUDk0


アイドル「最初はあたしも、ぱっとしない子だって思ってた。だけど間違いだった」

アイドル「初めて仕事が来たって知ったときの、あの子の笑顔を見た?」

アイドル「そのあとのレッスンを見た?」

アイドル「あの子には、本物の『華』がある。レッスンの時とか、いつの間にか、みんな白菊さんを見てる」

アイドル「ちょっとの切欠で、あの子は輝きだす。そしたら、あたしが添え物になっちゃう。解るの、あたしには」

アイドル「…わかってるよ。この世界は実力が全てだもん。光る子が上に行って、そうでない子は消えていく」

アイドル「でも、こんなのあんまりじゃない!!」

アイドル「ずっと事務所のためにがんばってきたのに。一人でいろんな現場に行って嫌なことも、恥ずかしいこともしてきたのに。カメラの前でメッキを剥がされて、バーターのはずの子に喰われて壁の花になっちゃうなんて」

アイドル「そんなの、惨めすぎるよ。残酷だよ…」

前P「いや、しかし」

アイドル「あたしがこんな風に苦しんでるなんて、プロデューサーさん、知らなかったでしょ?…そうだよね。そういうの興味ないものね貴方」

アイドル「とにかくあたしは、白菊さんと一緒なら、出られない!…自分がプロ失格だって、解ってる。でも、ごめんなさい。クビにでもなんでもしてくれていいから…切るね」

前P「おぃ、待」

あたしは電話を切って頭から布団を被った。


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