過去ログ - 【モバマスSS・速水奏】《Home》
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6: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2017/07/29(土) 16:41:16.81 ID:vf2bp9nY0
奏には自由な時間ができた。

時々、事務所のアイドルたちと会うこともあった。

不思議と宮本フレデリカにはよく会った。

夜の海でばったり会った時は心臓が飛び出るかと思った。

「やっほう♪ 奏ちゃん♪」

フレデリカは相変わらずの笑顔だった。

「ふ、フレデリカ…私。誰にもここに来ることを伝えていなかったはずだけど…」

「わぉ♪ じゃあ、運命だね!! ラブの始まり♪」

「申し訳ないけどお断りよ」

「えぇ〜、つれない〜♪」

フレデリカの毒気のない態度に、奏は自然に笑顔になれた。

海辺を共に散歩し、しばらくして別れた。

「ばいばーい♪ またね〜♪」

フレデリカも「また」と言ってくれた。

奏は微笑んで手を振った。

泣きたい気持ちになったが、どうにかして堪えた。



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