過去ログ - 【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージ
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◆Wd9XQcLkjx0n
[saga]
2017/09/17(日) 21:55:43.64 ID:ZBKoE3KvO
向井「……望月」
望月「あ……っ、向井、さん」
夕焼けの空のその下で、望月は橙色の残光に照らされていた
もうすぐここから無くなる光は、どこか悲しげに望月を映し出していた
向井「……望月、さっきはその…………」
望月「あ、あのっ! さっきは、あの、えっと……」
望月「あ、藍羽さんも、大切な人ですから……っ! 本当に、仲間だと思っていますから……っ」
望月「だから……っ! つ、つい言っちゃいましたぁっ! 私は、もう……っ!」
望月はか細く震える声で、当たり前の事を必死に話した
まるで、声に出すと崩れるような。あるいは融けて消えそうな……そんな音で
望月「ご、ごめんなさい……私なんかが、調子に乗りすぎですよね……っ」
向井「……そんな事は無いさ」
望月「えっ………………」
向井「そうだ……何をぐずぐず迷っていたんだろうな。俺は……」
向井「誰かを信じる。ただそれだけの事を怖がっていたなんてな……」
望月「え……? えっ、と…………」
向井「……ありがとう望月。お前のあの言葉のお陰で……」
向井「俺も、皆を信じる勇気が持てるようになったんだ」
望月「え……っ!? ええっ!? わわ私なんかのおかげじゃないですよぅ!」
望月「私は……主人公にはなれないから。ただそこにいる事しか出来ません……」
向井「それでも、お前がいなかったら俺はずっと悩んでいたぞ?」
望月「……あぅぅ…………っ」
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