121:名無しNIPPER[saga]
2017/09/07(木) 00:48:35.69 ID:OqD0+WRY0
【実践あるのみ!】
家に帰ると、佑希がソファですやすやと寝息を立てて眠っていた。
テーブルの上の書置きによると、父さんは泊まりで仕事で、母さんはもう寝入ってしまったらしい。
薄いタオルケットを持ってきて彼女にかけた。
お値段以上ではなくて西洋風のお店のやつ、超どうでもいい情報。
彼女は身体が強い割に、風邪をひくと拗らせて長引くことが多い。
仮に風邪を引いても無理して学校行くだろうし、日中看病できる人もいないしで、なったら面倒だ。
兄の務め。これくらいはしないとな。
椅子にだらんと座って、胡依先輩にもらったものを取り出す。
いろいろな硬さの鉛筆。
コピック? とにかく色塗るやつ。
スケッチブック。
無印のメモ帳、剥がして使える。普通に便利そう。
帰る間際に、なんでもいいから明日の放課後までに好きなものを描いてきて、と課題が出された。
実践あるのみ! なんて、横ピースをつくりながら彼女は言っていたけれど、俺は彼女に絵を描くとはひとことも言ってない。
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