202:名無しNIPPER[saga]
2017/10/01(日) 02:22:32.07 ID:6/W7nyI80
「……世の中にはね、二巻乙っていう悪しき文化があってね。応援してる気持ちを直接伝えたくなるのですよ」
「二巻乙……」
「えっと、一巻の売れ行きとか月刊誌終わりのアンケの結果が振るわないと二巻で完結になっちゃうの。
だから、好きなものはちゃんと投資して続けられるようにしなきゃって思うのです」
たしかに、好きな漫画が打ち切りになったら悲しいだろう。
奇抜な設定とか、かわいい絵柄だけでは残っていけないということらしい。
それなりに詳しいってことは胡依先輩も雑誌に持ち込みをしたりするのだろうか。
前にパソコンでちらりと見た絵は素人目でもかなり整っている絵ではあった。
「片方はその人とだけ秘密を共有したいって思ってるのに、もう片方はフレンドリーでいろんな所にうまく溶け込んでるっていうの、ほんといいよねえ」
「えっと……ああ、はい」
「あの二人はふとしたきっかけでどこまでも堕ちていきそうじゃない。
先月の連載で、二人の尊さに泣きそうになっちゃったくらい」
プロポーズ紛いのことまでしてたんだよ、と彼女は嬉しそうにはにかむ。
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